別居開始から2ヶ月後、私はモラ夫と話し合うことにした。

移住先の土地をどうするか、早急に決めなくてはならない。


モラ夫を東京に呼び出すこともできたが、土地の様子も見たいので、私が移住先に出向くことにした。


父は言い争いになって、私がモラ夫に暴力をふるわれるのではないかと心配したが、酒を飲まなければ手をあげることはないし、万が一酒を飲み始めたらすぐに帰ると約束した。


駅に到着すると、モラ夫は愛車の自転車に乗って、うきうきで待っていた。

(なぜうきうきする❗️)

アパートはなんとなく嫌だったので、話し合いの場所は森(土地)にある小屋にした。


久しぶりの森は、やっぱり気持ちよかった。

広葉樹の森なので、冬になると枯れ葉が土を覆う。

夏の木陰もいいが、冬は地面まで日が射して明るくなる。


やっぱり私はこの土地が好きだなぁと思いつつぐるっと見回すと、地面の近くに黄色い糸がはりめぐらされていることに気づいた。


「これは、なに?」

と聞くと

「アパート代もったいないから、ここにドームテント張って暮らそうかと思って」

と悪びれもせずに言った。


はあ?

ドームテント?!


黄色い糸で囲まれたエリアはかなり広い。

どうやらこんなイメージのものを考えていたようだ。

 

 

悪くない。


悪くないけど、どんだけ木を切るつもりだったのだ。

しかも、私に断りもなく、勝手に。

半分は私の名義なのに、いい加減にして欲しい。

私は一気に機嫌が悪くなった。


そして、不機嫌なまま、小屋で話し合いを始めた。


話し合いの前に、私はこの本を読んでいた。


 

基本的に受け身の私は、モラ夫と喧嘩をするときは、いつも「あなたが◯◯だから、私はこうだ❗️」みたいな言い方をしてきた。

「『あなたが』酒を飲むから…」

「『あなたが』すぐに怒鳴るから…」

「『あなたが』財布を持ち歩かないから…」

主語は全部YOUだった。

そして、怒りをぶつけたることはあっても、自分がどんな気持ちなのかを繋げることはなかった。

怒りの背景には、寂しさや悲しさが隠れていたはずだ。


I(アイ)メッセージで話してみよう。

そう思いながら、小屋の座布団に座った。



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