モラ夫自慢のタワマンで同棲を始めた私。

当時30代半ば、これで結婚しなかったら多分私は一生独身だと焦っていた。


我ながら、かなりかいがいしい彼女だったと思う。

仕事から帰ると、すぐにキッチンに立った。

もちろん買い物代はすべて自腹だ。

モラ夫の酒のツマミを何品かつくり、もちろんしっかりと夕飯も作った。


モラ夫は私の料理を褒めた。

「お前の味噌汁は最高にうまい。おかんを抜いた❗️」

そう言われた。

(顆粒だし使ってたけど)


すぐにご両親に紹介された。

友人との飲み会でも紹介された。


週末は車で買い出しに行ったり、映画を見に行ったり。

モラ夫の趣味だった海水魚の店にも足繁く通った。

とにかく、どこに行くのも一緒だった。


私が最初に違和感を感じたのは、同棲を始めて約2ヶ月後。

私が友人と海外旅行に行ったときだった。