近畿地方もついに入梅が発表されましたね。ジメジメした季節は気分も重たくなりがちですが、そんなときこそ大声で笑いましょう!
笑いは汎用性の高い最強のコンテンツです♪
さて本日は漫才塾のネットラジオ「クチビルから散弾銃」の収録が行われました~
ゲストはシアリスのお二人。
ピンで活動するあやみン♡が、仲睦まじいシアリスに様々な質問をぶつけております。
こちらからお聞きくださいませ→『クチビルから散弾銃』
本日は私、高田のショート講義からスタート!
私が構成作家をやっていることもあり、今回は「作家と芸人」というテーマで語らせていただきました。
作家は裏方業のため、表に出てくる機会はほとんどありません。そのためどういった仕事をしているのかが分かりづらいでしょう。
・バラエティー番組の企画構成
・クイズ番組の問題作り
・イベントの企画構成
・リサーチャー
・プロダクションの養成所での講師
などその活動は多岐に渡ります。
作家スクールから入るお笑いの世界に入る人もいれば、お笑い芸人から転向する人もいます。
その昔は漫才作家がたくさんいらっしゃって、ネタを考える人と演者が分担されていました。
しかし、現在ではネタ作家というものが少なくなりつつあります。
その理由は芸人さん自らがネタを作るようになったから。
現在は作家と演者、双方の力がある人ほど重宝されるということです。
全員ではないものの、作家的資質がある人は総じて内向的。だからこそ独自の世界観を持っていることも多いです。学生時代にいえばクラスの隅っこでマニアックな空気を醸しだしている怪しげな人がそれに該当します。
『ちびまる子ちゃん』でいえば、野口さんなんかは作家向きな性格に映ります。
作家スキルが高いほどコミュスキルが低いというパターンもよく見受けられます。
例えば番組構成などでクレジットに表記されることの多いダウンタウンの松本さん。
彼は常々「俺は人見知り」と口にしています。対する浜田さんは仕切りができてコミュニケーション能力が高い。お互いのない部分を補いあえる凸凹コンビは、バランスが抜群なのです。
これがもし
・社交的な二人だが面白いネタを書けない
・二人とも面白いネタを書けるが社交性がない
となれば、苦労が絶えないかもしれません。
コンビを組んでいて二人とも客観性に乏しいタイプなら、分析力の高い作家とタッグを組んだ方がいいでしょうし、マニアックな知識が欲しいという人も作家を有効活用しましょう。
また相方を探す際に
・自分に作家的資質が備わっているのか?
・相方は作家的要素が高いのか?
なども考えるべきです。
お笑い芸人はネタを作ることが重要。作家の頭文字は作。何かを作り出す際に作家的思考、作家的アイデアは必要不可欠といえます。
上記の観点が身につけば、今足りていないもの、必要なものが見えてくるかもしれませんね。
続いて大滝塾長も「お笑い芸人と作家が組む重要性」について熱弁!
かつて塾長が運営していた「かわら長介 魁塾」からは数々の放送作家、構成作家が世に出ました。
関西在住だった作家、中島らもさんの話も飛び出しました!
初対面の飲み会でビールを口移しされたインパクトは今でも鮮明に残っているそうです。
中島らもさんは、爆笑エッセイを書いたりコントを書いたり「笑殺劇団 リリパットアーミー」を立ち上げたりと、笑いに関する分野で八面六臂の活躍を見せた人です。
続いてコミュニケーションに関する講義。
人の悩みのほとんどが人間関係。コミュニケーションのとり方さえ習得できれば、悩みが軽減し人生が楽しくなります。
今回は「初対面の人にどんな質問をするのか?」についての話となりました。初対面のケースでは、しばしば緊張が走り強張った空気が流れます。
この緊張が緩むことをアイスブレークと呼びます。
本日、見学に来られていた方は「コミュニケーションスキルを上げて業務に役立てたい」という目的を持っておられました。塾長の講義に頷きながら目を輝かせてメモを取っておられました。
「相手の過去に関する質問をするのも有効」であると塾長。
遡りすぎてもダメで、近々の過去が理想です。
・昨日は眠れたのか?
・食事はすでに済んでいるのか?
などの質問をぶつけると、聞かれた人は
「自分に興味を持ってくれている」
「自分に敬意を示してくれている」
「自分主体で会話を進めようとしてくれている」
と好意を抱きます。
会話とは「互いに話したり聞いたりして、共通の話を進めること」です。
誰と話しても自分のしゃべる割合が多すぎると、感じている人は上記のことを頭に入れた上でコミュニケーションしてください♪
きっと何かが変わるはずです!
最後はネタ見せのお時間!!
ここのところアグレッシブに漫談へ挑戦し、腕を上げつつあるのが赤ちゃんとエクストラ高橋。
上達するには人前で上演する機会をどれだけ増やせるかが鍵を握ります。
もちろん漫然と繰り返していては、成長がありません。
毎回やってみると自分のイメージと結果に微妙なズレが生じていることに気づくはず。それこそが上達のヒントなのです。
「どうすればもっと伝わるだろう?」
「どうすればもっと笑いが大きくなるだろう?」
と思案して工夫し続けることで、いつの間にかスタート地点とはまるで別人のようになっています。
これは人生に対しても共通して言えることですが、気づきを得られた人だけでが向上します。
毎回ネタをする際の目的を明確にし、人からの納得できた意見は巧みに取り入れて、修正や微調整を続けましょう。
柔らかい頭を持っている人は、何歳になっても伸びますし、人の輪がどんどん広がっていきます。
自発的にチャレンジをする人が増えたことで、切磋琢磨できる環境が漫才塾にはあります。
興味を持たれた方は、ぜひ一度見学にいらしてくださいませ。
読んでいただき、ありがとうございました!!
写真・文 高田 豪
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