曇天や雨天などの鬱陶しい天候は、あれに限りますよね。
そう、あれあれ。
あれが何かわからずモヤモヤしている人にお伝えします。
笑いですよ!
笑えば全てが吹っ飛ぶんです!!
本日は、授業前に漫才塾ネトラジ『売名行為♪』の収録がありました。
あやみンが司会を務めます。
ゲストは塾生、最古参のエキストラ……おっと間違えました。エクストラ高橋です。
エクストラとは極上という意味です。
極上な高橋をお楽しみいただける『売名行為』はこちらからお聞きいただけます→http://manradi.seesaa.net/
笑いの絶えない和気あいあいとした収録となりました♪
さて、それでは授業レポートへとまいりましょう!
本日は上方お笑い界の生き字引、大滝哲雄塾長がその半生を振り返りつつ、お笑い業界、芸能界の仕組みなどについて語りました。
秋田実先生との出会いを初め、まあ出てくる出てくる大物お笑い芸人の名前!!
これまでにやったことのない試みでしたが、塾生さんの反応はとても良く、勉強になったという声が多く聞けました。
私、高田もミニ講義をやらせていただきました。
人として「嫌われる要素」をどのように笑いに変えていくかというテーマでお話しいたしました。
好かれるか、嫌われるかと問われれば、ほとんど全員が「好かれたい」と答えるはず。
しかし、笑いに関しては嫌われ要素が武器になることもあるのです。
さじ加減が難しく、本当に嫌われてしまってはいけないのですが、コント内でのキャラクターは、キャラ立ちをさせるために、インパクトが必要です。
例えば田中角栄さんの娘である 田中眞紀子さん。
好き嫌いは分かれると思いますが、キャラクターとして面白いか面白くないかと言えば面白いと思います。
辻本清美さんも、抜群にキャラ立ちしてます。
どちらも歯に衣着せぬ発言で、様々な人を容赦なくぶった切ります。
言葉を選ばずに言えば、ああいった灰汁の強い、ともすれば嫌われかねないキャラの方が笑いにしやすいということなんです。
笑いと恐怖の構造は非常によく似ています。
嫌われる要素を誇張すれば、それは誰か追い詰める能力になっていきます。
誰かが誰かに心理的に追い詰められ緊迫した状況になればなるほど、笑いが近づいていきます。
緊張が高まれば、あとは緩和をさすことによって大きな笑いになる。
そういうメカニズムですね。
自分に脅威が及ばない距離感で、人が追い込まれるのを見るのを、人間は本能的に好みます。
私はこれってかなり笑いの本質的な部分じゃないかと勘ぐっております。
笑いというのは一見すると明るく見えますが、本質は陰湿で暗くてネガティブなものなのかもしれませんね。
さてさて堅苦しい話はこれくらいにしておきまして、ここからは本日、目立ったネタをピックアップしていきます。
本日、よく登場するエクストラ高橋は極上の漫談を披露!
東京にいる友達に会いに行き、友達のお子さんと遊んだというエピソードトークを臨場感たっぷりに話しました。
トークの肝はハートで話すことです。
感情がこもれば、自ずと内容も伝わりやすくなります。
少しずつですが上昇気流に乗りつつある、エクストラ高橋の漫談。続けることこそが、上達の近道です。
ドラマティックジョーは、ピンネタにチャレンジ!
走れメロスというわかりやすい設定の中で、うまく遊んでおりました。大きな笑いが起こったこともあり、フってから落とすというのを体感できたのではないでしょうか? 表現力があるのでコツを掴めばグングン良くなる可能性があります。
Yさんは先週に引き続き、めくりネタ。
こちらもかなり良くなってきています。短いセンテンスで多くのボケを放り込むというのは、賞レースを勝ち抜く際、かなり有利に働きます。元々、作家的資質が高い人なので、新ネタを量産するスピードも速く、そちらも武器と言えます。
ジョーとYさんは7/10のキングオブコント1回戦で披露するネタを最後に熱演!
2分きっかりに仕上げてきており、最終調整としてはベストに近い出来だったのではないでしょうか。
ジョーはこうしてスーツ姿になると、いかつさが出るので、これはかなりネタに組み込める要素です。
本日の結果はまだ出ておりませんが、賞レースに出ることは大きな経験になります。
最近、雰囲気がとても良い漫才塾。
本年も賞レースで良い結果を残す人達が現れるような気がしてなりません。
それではまた来月お会いいたしましょう。
高田豪でした。
写真・文 高田 豪
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