カミング、ブレンド、マスターズともに1時間でサクッと終わる爆笑寄席。
2時間あってもくだらん企画に付き合わされるくらいならこっちのほうがいいや。
今まで見た中で「これは見た甲斐あった!」と心底思った企画は、
『東部第33部隊#91』「細川たかしでポン」がいまだにぶっちぎりのナンバーワン。
推しが出てて他の出演者もおもしろくてコスパよいなら時間短くても納得です。
・XXCLUB
実力よりも東大大学院在学中という高学歴が先走りしてるXXCLUB。
漫才師が高学歴で得することってクイズ番組の出番が増えることくらいじゃない?
(そのメリットはすごいでかいけれども、お笑いとして大成するわけではないから)
国公立大学、早慶上智、MARCH、関関同立卒は、
偏差値的に見れば、世の中の上位10パーセントに入るらしい。
だから、高学歴芸人は自分が世の中の平均とかけ離れてることを
十分意識してネタつくったほうがええよ。特に東大、京大卒の人。
学歴は出し方によってはすごい鼻につくし、自分がおもしろいと思ってることが
世の中の平均的な人たちにはおもしろくないかもしれないわけだから。
XXCLUBはネタに学歴を出さないところがすごく好感持てる。おもしろいかどうかは別として。
さらば青春の光は高校を卒業するのに4年かかった森田さんがネタを書いている。
相方の東口さんは同志社大学喜劇研究会でカズレーザーとコンビを組んでいた。
世の中のアベレージに近いほうがネタ書くのがより正解のような気がする。
芸人に学歴なんか関係ない。お笑いはおもろいことだけが正義!
なにかと学歴を持ち出すやつにかぎってネタおもんないねん。
だから、あの吉本の芸人がクイズでカズレーザーに負けたら「ざまあ!」って思うもん。
他の土俵でも勝てる人よりも漫才でしか勝たれへんもんに勝ってほしいし、
漫才しかないから漫才に賭けてる人を心から応援したい。
横山やすしみたいに漫才しかできひんもんが漫才やるからええねん。
だから、私はランジャタイが大好きなんだと思う。
・ガクヅケ
給油口にチキン入れないでー♪
ジャパネーズのコンビニ強盗のリズムネタもおもしろかったけど、
ガクヅケの「だからなんやねん!」と思いながらも、笑ってしまう替え歌が好き。
・まんじゅう大帝国
この人たちも月1で見たい。プロになった今年、彼らがM-1でどこまで行けるかが楽しみ。
「ソース派? 醤油派?」、「ソース派!」、「だってラーメンだよ」でいきなり爆笑した。
すっとぼけた落語みたいな彼らの漫才はどれもこれもおもしろい。
・マカロン
平成生まれ、芸歴4年目のマカロン。今日のネタは「肝試し」。くーっ、青春最高!
まんじゅう大帝国もマカロンも芸歴短くてまだ若いのにこんなにおもしろくてすごいよね。
・ペンギンズ
「ノブオはのろま、ぶさいく、でも、俺のだいじな舎弟」。アニキ―!!!
・ランジャタイ
今日のネタは「英語」。ピアノを空にぶん投げて、キャサリンのおっぱいちぎれるやつ。
本日の爆笑カミング寄席は、東京大学大学院在学中で始まり、
富山県立二上工業高校卒で終わる。どっちがおもろいかは言うまでもない。
2017年6月18日 香盤
OP MC マカロン・まんじゅう大帝国
①XXCLUB(タイタン)
②ジャパネーズ(フリー)<コント>
③スタンダップコーギー(マセキ芸能社)
④ノブナガ(フリー)
⑤はなしょー(ワタナベエンターテインメント)<コント>
⑥ガクヅケ(マセキ芸能社)<コント>
⑦まんじゅう大帝国(タイタン)
⑧バーニーズ(マセキ芸能社)
⑨マカロン(SMA)
⑩ペンギンズ(サンミュージックプロダクション)
⑪ランジャタイ(オフィス北野)
ED MC バーニーズ
※この日はコンデジ持ってくるの忘れた。いまだにガラケー。