水素社会 CO2から石油を作る 4 | manyo-taroのブログ

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今までも水素は大量に使われてきた。代表的な反応はメタノールやアンモニア、脱硫などである。化学反応式で示せば次のようになる。

 CO+H2=CH3OH(メタノール)

 N2+3H2=2NH3(アンモニア)

 S+H2=H2S(硫化水素)

これらの水素をどのようにして作るかと言えばメタンやコークスの水蒸気改質である。

 CH4+H2O=CO+3H2 更に CO+H2O=CO2+H2

 C+H2O=CO+H2    更に CO+H2O=CO2+H2

このように従来のやり方ではCO2が大量に副生する。しかし、水を電気分解すればCO2は発生しない。  H2O=2H2+0.5O2    ΔH=285.83(kj/mol)

ΔHがプラスと言うことは、左から右に反応させるために285.83kjのエネルギーが必要だと言うことである。CO2を出さずに水素を作るためには風力か太陽光エネルギーを使うしかないのである。原子力はどうかと言えば、炭酸ガスよりはるかに毒性のある放射性廃棄物を作り出し、いまだにその処分法が無い。しかも、事故が起きれば何兆円もの負担を消費者にかぶせ、事故をやった方が儲かる仕組みになっている。技術そのものより事業者の心構えに問題があるように見える。