おはようございます。
奈良市の社労士 行政書士の村林です。
週末コツコツと読み進めておりました。
どちらの本もかなり良かったです。
どっちも中古で買ったのが申し訳ないくらいです。
最近世にはびこるブラックバイト
そんなんやめたらええやん
って思うのですが
まず、このブラックバイトの被害にあっているのが高校生や大学生たち
彼らは私たち大人よりももっと社会を知らない。
ある意味まだまだ子供。ある意味もなく、何もなく、まだ子供。
その子供だという側面を利用して、大人たちが彼らを地獄へ叩き落しているのです。
いくら子供だとはいっても、アルバイトを始めたらそれはちゃんとした一個の人格として尊重されるべきです。
なのに、大人たちは
「そんなことでは社内に通用しない」
「責任感がない」等といった言葉で辞めることを引き留め
言葉で引き止められないと、
「損害賠償をする」
「親に連帯責任を取らせる」などと迫るのです。
子供たちは親に迷惑をかけられない
自分が悪いんだ。
自分が迷惑をかけている。
そう思い込む。そしてやめられない。
バイトの中で出来上がる妙な連帯感と一体感もやめられない一因になっている…
私の時代にもいましたよ、バイトばっかりしていて授業に来ない人
そんな人を私はあかん子やなぁと思っていたけれど、
もしかしたらそれは違うのかもしれない。
彼らは彼らの責任感(もちろん経済的事情もあったのかもしれない)
によってバイトをし、彼らなりの自己責任を果たすことに必死だったのかもしれない。
そしてもう何も判断できない状況になっていたのかもしれない。
ブラックバイトは、若くかけがえのない時間を食いつぶします。
これから社会に出る子供たちに、
やはり最低限の労働法は知っておいてもらいたい。
その上で、もし問題に出会ってしまったら
こういう解決の糸口があるんだということを教えてあげたい。
今回の出前講座、少しでも若者たちの役に立つように、お話をしたいと思います。
