青春の形見。 | ASDとともに

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ASD(自閉症スペクトラム)による双極性障害・解離性障害・PTSD・パーソナリティ障害とともに生きる一人の女性として、母としての日々。

保護室生活、38日目。

最近、
青春の形見であるベースを売ろうかと考えていました。

私が使っていたのは
Atelier ZのDAL-4。

11年前(?)に、23万円程で買いました。
バイトで稼いだ金全部突っ込んで。

都会の音楽専門学校高等課程に通っていた時に買ったものです。



最初の夫と同棲始めて
すぐ妊娠して
音楽活動を中断してから
まともにメンテナンスもしてあげられてないです。

年に一度くらい、
たまぁーに触ってSyrup16gの曲弾いたりするくらい。

私はいずれはまたステージに立ちたい、
そう思っていると思っていたけれど

今はそんな熱もないことに気づいてしまって。

今、
めちゃくちゃ生活に困ってるわけではありません。

手放さなきゃいけない理由もありません。

だけど
手元に置いておく理由もないなぁ、って。

宝の持ち腐れになるくらいなら
ちゃんと愛してもらえる誰かの手に渡った方がいいんじゃないかと
そんな風に思ったりして。

このブログに度々登場するK氏とLINEのやり取りをしてて
彼はこう言いました。

『迷ってるなら、とりあえず飾っとくってのは?』

飾る、かぁ。
そんな発想はありませんでした。

そして、

『どうしても生活に困って手放すのと焦って手放すのとじゃ後悔の質も諦めにかかる時間も変わってくると思う』

と。
なるほど、
と思いました。

私は実は未だに、
愛車を手放したことを後悔しています。
(詳しくは→愛車との別れ。)

あの時でなくてもよかったんじゃないか?  とか
もっと価格交渉すればよかったんじゃないか?  とか
いろいろ考えてしまうのです。

私にとってベースは、
青春の形見です。

もう弾くことはないのかもしれないけど
メンテナンスすらしてあげれてないけど
ずっと持っておきたい。

手放したら、
私の短い青春時代もなくなってしまうような気がして。

愛車を手放した時と同じように
それまで出来てた禁煙を諦めるほど
不安定になってしまうのは目に見えてるから。

K氏のアドバイスもあるし
本当にギリギリのところになるまで、
このベースは持ち続けようと思います。

約一年の、
短い青春時代をともに過ごした相棒だから。

青春の形見として
持ち続けようと思います。

ありがとう、K氏。





皆様、
おはようございます。

今日も皆様にとって
素晴らしい1日でありますように。