「…あ、ヤバい、死にたい。」
そう思った時には手遅れ気味で
だけど
頓服のリスパダールも2時間しかあいてないから飲めない。
看護師さん達の勧めで
通常18時に飲むはずの夕食後の薬を
16時半に飲んだ。
「拘束、してもらった方がいいんでしょうか?」
そう聞くも
『とりあえず今薬飲んだから、30分くらいは様子見てみようか。』
と言われただけ。
30分程経った、
17時。
看護師長さんが部屋に来てくれて
調子はどうかと尋ねてくれた。
「分からないです」
としか答えられなかった。
『うーん…
じゃあとりあえず晩ごはんまでは拘束しようか。』
と看護師長さん。
そこからはあっという間で
5分もかからず拘束された。
拘束されると
途端に眠気が襲ってくる。
眠いわけじゃないのに
何というか
【無】になれる。
考え込むこともない。
ただ、微睡んでいる状態。
そんな時間が
私には必要なのだろう。
15分か20分おきくらいに
拘束部の確認に看護師さんがやってくる。
まともな反応もできない。
そして18時頃、
晩ごはんの時間になって
私自身も落ち着いていたから
拘束を外してもらった。
解放感があった。
身体拘束がもたらすもの。
メリットは
・微睡むことができる
・何も考えなくて済む
・自傷他害の恐れがなくなる
デメリットは
・エコノミークラス症候群になりやすい
・床擦れになりやすい
・根本的な解決にはならない
拘束してもらったからといって
私自身が置かれている状況が変わるわけでもなく
原因の解決にはならない。
それで、いいんだろうか。
身体拘束は
賛否両論ある。
私は
私自身が落ち着くならそれでいいと思う。
でも
死んでしまう可能性だってあるってことは
分かってなきゃいけない。
身体拘束がもたらしてくれる一番大きなものは
「生きたい」って気持ちを再確認させてくれることじゃないだろうか。
解放された時に感じる、
自由な体とスッキリした頭と
精一杯伸びをして
「あぁ、生きてる」
って感じる。
その瞬間こそが
身体拘束がもたらす一番大きなものだと思う。
拘束されて、よかった。
無事に解放されて、よかった。
生きてるって実感できて、よかった。
そう、思った。
今日はお風呂入っただけで本当に何もせずに過ごしました。
主治医の診察を希望したけれど
外来が忙しいらしく明日に回されてしまったので
明日は診察あるといいな。
もう一度、
主治医と私とで治療方針のすり合わせをしたい。
主治医は、
どうなったら退院してもいいと思ってるのか、とか
いつまで保護室だと思ってるのか、とか
いろいろ聞きたいことがある。
明日はどんな一日になるかな。
明日は穏やかに過ごせますように。