「好き」を仕事にするということ。 | ASDとともに

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ASD(自閉症スペクトラム)による双極性障害・解離性障害・PTSD・パーソナリティ障害とともに生きる一人の女性として、母としての日々。

母に頼まれたストラップ作り、
27個で6500円で引き受けたとハンドメイドの師匠(患者さん・50代女性)に話したら、

『まにゃちゃん、それは安すぎるよ。
    最低でも1つあたり350円はもらわないと。
    私だったらその倍はもらうけどね。』

と言われました。

私はまだハンドメイド始めて一月も経ってないし、
お金もらえるだけ有難いのかな、
って思ってたのですが。

材料費だけで3000円はするし
私の手間賃やデザイン料を考えると、
確かに大赤字です。

師匠と、いろんな話をしました。

『まにゃちゃん、ボランティアじゃないんだから、しっかりお金もらわないと。
    そしてそれに恥ずかしくないものを作らないと。
    お母さんのためじゃなく、子どもたちが喜んでくれる姿を想像して、自分の作品で誰かを笑顔にすることができる。
    それが一番の仕事の理想的な形だよね。』 

『まにゃちゃんがしんどいならやめればいいし、楽しいならやればいい。
    ハンドメイド、楽しいんでしょ?
    ならやってみたらいいと思うよ。
    お母さんからはしっかりお金もらって、それに見合った作品を作ろうよ。
    アドバイスできるところはするから。』

師匠はこんなことを言ってくれました。

さすが師匠だなぁ、
って思いました。

「好き」を仕事にすること。
妥協しないこと。

1つ前の記事にも載せた、
今日作った6つの作品にも、
ダメ出しをしてもらえました。

ダメ出しと言っても、
師匠はとても穏やかな方なので、
『ここはもうちょっとこうした方がいいんじゃない?』
程度です。

早速今日の夜修正にかかろうと思います。



師匠はうつ病で入院して1年以上経つそうです。

病気のことも、
いろいろ話をしました。

『まにゃちゃん、先生や心理士さんは無理するなとか頑張りすぎるなって言うだろうけど、結局自分が動かないと何も始まらないんだよ。
    薬を飲むのも一時的なもので、自分が治ろうと思わないと治る病気も治らないよ。
    今の自分を変えたかったら自分が動くしかないんだよ、結局。』

その通りだと思いました。

私は自閉症スペクトラム(ASD)故の双極性障害、解離性障害、PTSDです。
パーソナリティ障害の側面もあると言われています。

師匠とは病状も違うし置かれている状況も違うけれど、
【自分が治ろうと思わないと治る病気も治らない】
それは心からそう思います。

私の場合、
治る、というよりは
うまく付き合っていく、という感じだとは思いますが。

師匠はとても穏やかな方で
話してると心がほぐされていくような
不思議な力を持っているような気がします。

伊達に年取ってないなぁって思うし、
素直に尊敬できます。

そう思える人に出会えたことに感謝です。



結局、
母からは報酬として一万円もらうことになりました。

師匠との会話を母に話すと、
母はとても感動したようで、
一度師匠に会ってお礼が言いたい、
と言っていました。

明後日母と外出するので、
外出後面会室で師匠は会ってくれるそうです。

師匠、なんて優しいんだろう。

本当に出来た人だなぁ、と思います。

師匠も今月末くらいで退院するようで
正直寂しいです。

でも連絡先は知ってるし
会おうと思えば会えるのかな。

会ってくれたらいいな。

心から尊敬できる人に出会えてよかった。

そう思います。







お昼過ぎには雨も上がり
雨で洗われた後の空は
とても綺麗でした。


空を見上げるだけの心の余裕があるってだけで素晴らしいことだと思います。

今日も私は元気です。



明日は日曜日。

お風呂もなければ
何も予定はないので
作品作りに勤しもうと思います。

明後日はジェルネイルオフとマツエク、
そして前髪カットしてもらいに、
母の知り合いのサロンに行きます。

明日はどんな一日になるかな。

明日も穏やかに過ごせますように。