障害者に見えないと言われました | ASDとともに

ASDとともに

ASD(自閉症スペクトラム)による双極性障害・解離性障害・PTSD・パーソナリティ障害とともに生きる一人の女性として、母としての日々。

今日は午後から面接でした。

初めての障害者求人。

初めてのスーパーでの仕事。

緊張していました。

 

母に「緊張するわぁ」とLINEすると、

「失敗しても失うものは何もない! 精一杯やっといで」

との返事。

確かにそうだと気を持ち直しました。

 

面接の10分程前に、障害者就業生活支援センターの方と合流しました。

「○○さん(私)は支援いらないと思うんですけどね~」なんて言われながら、店員さんに案内され裏側へ。

スーパーの裏側(事務所)に入ったのも初めてでした。

 

待つこと数分。

店長さんが現れ、面接開始。

名前や住所、今までの仕事を確認し、

土日は出れますか?

休みを希望する曜日はありますか?

GWやお盆年末年始は出れますか?

等の質問があり、答えていく私。

社内の規定(無断欠勤や無断遅刻等)や制服について説明があった後、

「何か質問はありますか?」

と聞かれたので

「え、逆に障害についての質問とかありませんか?」

と聞く私。

すると、

「いや、普通に見えるので。受け答えも普通に出来てますし」と。

そこですかさずセンターの方が、

「○○さんは自閉症スペクトラムで対人関係を築くのに時間がかかる場合があります。

 指示も例えば“あれやってきて”では分からなく“これをこうお願いね”と具体的でないと対応に困る場合があります。  

 精神科には通っていますがその他症状は落ち着き、主治医からも就労の許可を頂いています」

と説明に入ってくれました。

 

店長さんに、

「接客は好きですか?」

と聞かれ、

「好きです」

と答える私。(そこまで好きって程でもありませんが)

「笑顔でお客様にいらっしゃいませ!と言えますか?」

と聞かれ、

「言えます」

と答える私。(これは自信があります)

「なら大丈夫です」

と店長さん。

 

「他に質問や伝えたいことはありますか?」

と聞かれたので、

「自己アピールになってしまうのですが、私は変化に弱いです。

 逆に言えば、ちょっとの変化に気づけます。

 あ、ここちょっと汚れてるな、とか、あ、この商品ちょっとおかしいな、とか、そういったことに気づきやすいのは私の強みだと思っています」

と答える私。

「売り場管理は当店でもまだ出来ていないところなので、それはとても大事でいいことですね」 

と店長さん。

 

「採用の場合は一週間以内に連絡しますね」

 

 

とりあえずこんな感じで面接を終えました。

感触としては悪くなかったです。

障害者として扱われてなかったのはヒシヒシと感じましたが。

普通の面接と一緒だったのではないか?とも思いますが、それでいいのだと思います。

 

実際、私は普通に生活できています。

夜眠りにくかったり、気分が変わりやすかったりすることはありますが、薬のおかげか、安定して生活できています。

実家に帰ってきて、私を全て認めてくれる両親がいるからだと思いますが。

私の場合、障害者に見えない、ということは、障害ではない、ということなのかもしれないな、と感じました。

手帳の診断は「統合失調感情障害」だけれど、今は幻聴も幻覚もありません。

自閉症スペクトラムは、障害ではなく特性、個性の一種なのかもしれない

問題としなければ問題じゃないのかもしれないと、改めて感じた一時でした。

 

 

面接、採用だといいなぁ。