子宮腺筋症と診断されるまで~生理痛との戦い~ | ASDとともに

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ASD(自閉症スペクトラム)による双極性障害・解離性障害・PTSD・パーソナリティ障害とともに生きる一人の女性として、母としての日々。

2008年に19歳で長女を出産後、半年ほどで生理が再開しましたが、生理痛の酷かった私は産婦人科へ行きました。

ついた診断は「月経困難症」

ルナベルを処方され、症状はだいぶ改善されていきました。

 

2013年に前夫と再婚したため、ルナベルの服用をやめました。

翌年夏に妊娠しました。

 

低置胎盤でした。

精神疾患を合併していた私は、迷わずMFICUのある大学病院へ転院しました。

妊娠初期から出血があり、安静生活。

26週の頃には入院。

MFICUに入り、張り止めの点滴をしながら安静生活。

 

31週で一度退院するも、33週で再入院。

この頃には子宮口も3センチほど開いており、このまま生まれると誰もが思っていました。

ですがそこからお産につながる事はなく、35週で退院。

2015年春、38週と1日で、予定帝王切開で長男を出産しました。

 

低置胎盤のため出血量は多かったですが、あらかじめ用意した自己血は輸血することもなく、産後の貧血も大丈夫で、退院しました。

術後に執刀してくれた先生に言われました。

「子宮内膜症の病変があるから、産後生理が来て辛かったらもう一度産婦人科にかかってね」

 

2016年3月1日。

産後の初めての生理が来ました。

日付までしっかり覚えているのは、この日私は産後初めて仕事をした日であり、それも重なりとても辛かったからです。

 

これまでに経験したことのない痛みでした。

一足歩く度に下腹部に激痛。

出血量も多く、ナプキンもすぐ取り替えなきゃいけない。

何か体の中で異常が起こっているんだろうか、でも産後初めての生理だからかもしれない

とその時は産婦人科へ行きませんでした。

 

毎月生理が来るようになりました。

痛みは強くなるばかり。

歩くと響く下腹部痛は、仕事にも影響しました(当時介護職でした)。

腰痛も酷く、入浴介助やベッド上での介助はかなり辛いものでした。

4時間ごとに痛み止めのボルタレンを飲んでも痛みは治まらず、仕事を早退することも増えました。

出血も増え、多い日用のタンポン+多い日用のナプキンでも2時間持てばいい方でした。

この頃の生理は10日ほど。

長いとは薄々感じていました。

 

2016年の秋頃から、不正出血が目立つようになりました。

生理の前後合わせて月に20日程出血していました。

ここで私はやっと産婦人科へ行きました。

 

家の近くの産婦人科で、

「出産時に内膜症があると言われました。生理が重く辛いです」

と伝えました。

超音波検査をしましたが、

「卵巣も腫れてないし、内膜症はよく分かりません」

と言われ、痛み止めだけの処方でした。

 

2月になり、出産した大学病院の精神科を受診していた私は、産婦人科への紹介状を書いてもらうことにしました。

「出産時に内膜症があると言われたが、近医ではよく分からないと言われた。

 生理が重く、不正出血も多く辛い」

問診もしっかりしてくれ、自分の病状をきちんと伝えることができました。

 

この日の診察では、

「膀胱との間に炎症が見られます。とりあえずルナベルを服用して様子を見てみましょう」

とのことでした。

 

ルナベルを服用して3ヶ月。

きちんと服用していても、痛みが10から8になった程度。

それを伝えると、MRIを撮ってみましょうという話になりました。

 

初めての造影MRIでした。

費用は9000円程。

1時間もかかりませんでした。

 

6月の診察で、私は「子宮腺筋症」の診断を受けました。

MRI画像を見せてもらいながら、

「まず、子宮が後屈していて、帝王切開の影響か癒着している部分があります。

 こっち(前壁)は通常サイズなのですが、こっち(後壁)は倍くらいの大きさがありますね。

 子宮腺筋症でしょう。

 中程度で、治療法としては子宮を摘出するか、ホルモン剤を飲むか、になります。

 今すぐ子宮を摘出しなければいけない程ではないし、貧血も今のところ問題ないようだし、何よりまだ若い。

 ですがこれから閉経まで15年程薬を飲み続けるのも現実的ではないと思います。

 どうされますか?」

と言った話をされました。

その場で「はい、摘出します」とも言えなかったので、とりあえずディナゲストを飲んで様子を見ることにしました。

 

ディナゲストを飲み始めて、生理がなくなったので生理痛はかなり改善されました。

元々の生理痛を10だとして、ルナベルで8程度までしか治らなかったのが3~4程度まで治りました。

鈍痛は常にありますが。

その代わり、毎日出血するようになりました。

おりものシートで済む量ならまだしも、生理の終わりかけくらいの出血が毎日。

たまに2日目くらいの量に増えて急遽受診しても、「ディナゲスト服用中はよくあること」でおしまいでした。

 

ディナゲスト服用し始めて8ヶ月になりますが、出血がなかった日は数える程しかありません。

そのため、3月に子宮摘出予定でした。

急遽離婚し引っ越したため、それも一旦保留、という形になりましたが。

 

ここから、「子宮摘出するか否か」の記事の内容になります。

 

 

 

ここ数日は出血も落ち着き(なくなったわけではありません)、痛みもそれほどありません。

このまま出血がなくなって、快適な日々を過ごせるようになれれば、家族の元へ戻っても子宮摘出しなくていいのかもしれません。

金銭的理由で摘出を諦めているのだから、時間がたつのを待とうと思います。

そのうち、快適に過ごせるようになるのかもしれませんし。

 

 

 

半分出産エピソードのようになってしまいましたが、以上が私が子宮腺筋症と診断されるまでの話です。

生理痛で悩んでいる皆さん、我慢せずに早く産婦人科へ行ってくださいね。