「人必自侮、然後人侮之」
全然読めない
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書き下し文
「人必ず自ら侮りて然る後に人これを侮る」
まだ、ちょっと難しい
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「人必ず自らをあなどりて、しかる後に、人これをあなどる」
人は、自分を侮っていると、他人からも侮られるようになるということか
なんとなくわかったぞ
やりたくない、無理、仕事に行きたくない、遠慮したい、できない・・・と思うことあるけど
そういう弱気な時、私はミスする確率高い
失敗が続くと周りからの評価はもちろん下がるけど
たとえ失敗などしなくても、おどおどしたり、自分を卑下しすぎていると見下されることあるよね
だから、常に努力し続け、精神的にも強くなり、プライドを持って一生懸命やらなければならないということかな
自分自身に当てはめてそんなふうに解釈してみたが、漢文難しい
離婁章句(りろうしょうく)上の中にあるとても有名な言葉だそうだ
検索すれば正しい解釈もわかると思うので、先へ進もう
実はこの一文、上杉謙信公の子供時代、林泉寺の天室和尚(てんしつおしょう)から教わった漢文らしい
海音寺潮五郎(著) 小説「天と地と」にそう書いてあったよ
中国の儒学者、孟子の言葉なんだって!
小説「天と地と」では
幼いころは素読だけだったし、やみくもに暗唱しただけで、意味などまるでわからなかったが、成人した今では、この句が実感を持ってわかると書いてある
「今の世の中は間違っている!」と改めて考えた。・・・と続くのだけど、話は省略するよ
小説では、謙信公の内面が丁寧に描かれており、
軍神と崇められた謙信公の若き日の苦悩を読むたびに、彼もやはり一人の人間なんだなぁと知ることができた
前置きが長くなったね
さて、
明日2月27日(土)は満月
満月の瞬間の時刻は17時18分
月の出は17時30分ごろだけど
美しい月を眺めていると、穢れが取り除かれるような気がするから不思議
明日は、憂うもの、心を乱されたもの全てを浄化するような、神々しい満月が見えるといいな
そして、静かに祈りたいと思う
追記―2021.02.27 PM 18:00