小説と史実の間を行ったり来たりのみそさざいです
「天と地と」をやっと読破、それ以外にも関連書籍を読んだよ
自粛期間に読書は最適と思うぞ
(読書に夢中でジョギングお休み中)
運動不足は困るので 1ページ読んだら腹筋1回というマイルールで1ヶ月半
最初は全然出来なくてまるで横たわっているトドみたいだったな
ちょっとずつ腹筋はできるようになったけど、読書に夢中になると腹筋忘れることも度々だったし・・・
でも、気づいたら、腹筋ローラーを転がせるくらいに筋力ついてた
結構、本は読んだのよ
ただ、感想は勇気がなくてなかなか書けない
見当違いだったら悪いなぁと思うから
そして、羽生さんとの接点を求めてまだ迷子になってる
読書は楽しいからいいけどね
思い返せば、12月26日
全日本男子フリーお茶の間観戦
時計の針は、PM7:12 ←数字の並びは偶然だと思うけど
羽生さんのコメントが流れた
プログラムに込めた思いを問われ、
「戦いの神様と言われながらも、戦うことの楽しさみたいなものをわかりつつ、ただそこには何かしらの葛藤があったりとか
自分自身の戦いということに対しての犠牲が伴うものみたいなものを常に感じていたりとか、戦いということに関して、自分が持ってる価値観みたいなものが
すごく今の自分の競技というものと戦いが重なっていて、自分自身を重ねながら表現できるものはこれかなというふうに思いました」
自分自身を重ねながら表現できるプログラムと出会ったんだね、すごいって思った
しかも、
その後にウォームアップ中の羽生さんが涙を流してるシーンが映ったものだから、演技前から気になって気になって・・・
後日、Mrサンデーで三田アナにその理由を聞かれ
「曲の主人公になりきるというのをやっていて、特にそこに特別な感情はなく、たぶん悲しい音楽を聴いていた」
とおっしゃっいたので、そうなんだぁと思ったけど
でも、ず~っと気になっていて・・・
だって、涙が出るほどに感情移入する時って、自分自身の経験をシンクロさせないですか
私は、そういうタイプ
でも、羽生さんは曲の主人公になりきるというトレーニング的なことをしてるんだなぁ・・・と感心する
でも、最近、ふと、
あの涙は宇佐美定行の娘、乃美(なみ)が亡くなったと知った時に上杉謙信が流した涙と同じ心境だったんじゃないかと思った
あるいは似たような経験を思い出したとか・・・
「天と地と」を読んでの感想ですもちろん妄想です
宇佐美定行は架空の人物だけど、上杉謙信の軍師、宇佐美定満がモデルとされていて
定行の娘、乃美ももちろん架空の人物
「天と地と」は歴史小説だからね
史実とは異なる人物が登場しても、それはそれでストーリー的に面白い
謙信と乃美は相思相愛だったのに思いを告げることをためらい続け、乃美の病状が重篤になってからの告白になったから、結婚は叶わなかった
川中島の戦いの名場面、謙信が武田信玄の本陣に切り込んだその時刻に、乃美は亡くなったんだ
謙信の武運と幸せを願いながら・・・
そして、羽生さんのフリーのフィニッシュのポーズは小説「天と地と」の結びを連想させる
『 (謙信は) いつまでも妙高のいただきの上の空を仰いでいた。
悠々と雲の流れる青い空。』
海音寺潮五郎/著「天と地と」のラストはとても切なかった