運
それは不可解で気まぐれな力です。
そもそも運とは何なのでしょうか?
宝くじに2度当たる人もいれば
わけもなく不運に見舞われる人もいます。
(大事な試合で連覇できる選手もいれば、
靴が壊れたり、紐が切れたりしてしまう場合もありますものね・・・(T_T) )
奇妙な偶然の一致や運命のいたずらの背後に何があるのでしょうか?
私たちの運命は単なる偶然に左右されるものなのか
それとも
・・・
運は実在するのでしょうか?
NHK Eテレ「時空を超えて」
難しいけど面白いので、継続録画中
毎回チェックして見ているのですが、
運って、運があるか無いか、それも含めて運でしょ!と思っていた私には
7月6日の放送が興味深かったので記事にさせていただきました。
太字は番組内の言葉です。
( もちろん、結果というものは運でついてくるものでなく、
本人の血のにじむような努力の結晶だと思っています。
でも、運がいいとか悪いとか、誰だって一度は考えたことありますよね。
下世話な話題だけど、例えば、チケット運とかも・・・
そして、
生きていると毎日が修行みたいと思うほど辛いこともあります。(T▽T;)
最悪な日が続くと・・・(´д`lll) 心身ともに消耗します。
でも想っている人から幸せをたくさん頂いたと感じることもあるから、
そんな辛い日々をやり過ごすこと ができるし
自分のしていることが、何かの役に立つと信じているから毎日頑張れるのよね
そんなことを繰り返しながら月日は流れていくんですよ。)
この世には意のままにならないことがあります。
それは定められた運命なのでしょうか
それとも単なる偶然なのでしょうか
人が運をつくるのか
運が人をつくるのか
( ルーティンと験担ぎを私は混同しているかもしれませんが、
例えば、大事な場面で同じ動作をしたり、同じものを身に着けている人はいらっしゃいますよね。
毎月一日、ツイッターにはうさぎにちなんだおまじないの言葉が並ぶのもそうでしょ? )
人が験を担ぐのはそれが運を左右すると信じられているからです。
だそうですよ。
それは皆さん知ってたよね
サニー・リンケナウガー(英:心理学者)によると
運があると信じることでプレーが変わるらしい。( ゚ ▽ ゚ ;)
以下、サニー・リンケナウガーさんの言葉には 「 」 を付けます。
①その仮説を検証する実験
日頃から定期的にゴルフをする人を集め、2つのグループにわけて
「これから使うパターは有名なゴルファー(実在するプロゴルファー)のものだ」と伝えられた被験者と
そうでない被験者のグループに、一人10回ずつパットしてもらったところ
前者は後者よりパッドが成功する確率が15パ―セントも上だったそうだ。( ゚ ▽ ゚ ;)
実際はどちらのパターも同じ物であったにもかかわらずですよ~( ̄□ ̄;)
縁起の良いパターだと思い込むことがプレッシャーを軽くするのだそうです(*^m^*) ㇸェ~
「ゴルフに限らず何かで良い結果を生むにはプレッシャーが最適なレベルにあることが大切です。
プレッシャーが小さすぎても大きすぎても良い結果は出せません。」
( そうそう、プレッシャーが全然なくてもダメなんだよね。
そういえば、息子達に、定期テスト前に〇〇以内を目指せ!とか、次の試合は見に行くから頑張れ!
と声かけした時の方が、無関心を装ってそっと見守っていた時より効果があったんだよ。)
「でも、何かに挑戦し、しかも、それを人に見られているという状況では過剰なプレッシャーを感じがちです。」
人の目って過剰なプレッシャーになるのね(´_`。)
でも、、
縁起の良いパターは被験者のそのプレッシャーをやわらげてくれるようです。
つまり、良いプレーをするにはプレッシャーを開放する何かが必要なのでしょう。
「このパターには特別な力があるんだという思いがプレッシャーをやわらげ、良いプレーにつながるんです」
( この言葉をそのまんま脳内返還しました。
このプログラムには特別な力があるんだという思いがプレッシャーをやわらげ、
良い演技につながるん です・・・と。
フィギュアスケートこそ、見られるスポーツなんですよね。
選手が押しつぶされそうな強いプレッシャーは解放してあげないといけないけど、
プレッシャーが全く無かった場合には結果には繋がりにくいと解釈してよいのでしょうね。
きっと、選手にとっては多くのファンが応援してくれているという自信、
それが心地よいプレッシャーのひとつなのではないでしょうか?
そんなことを考えたりしました。)
更に驚いたこと!
運を信じることで知覚にも変化が現れることがあるんですって?
②被験者にグリーン上のホールの絵を描いてもらう実験
全員が、実際のホールを実物より小さく認識し、ホールをより小さく描いていたいたそうです。
小さい穴を狙わねばいけないというプレッシャーと緊張が、更にホールを小さく認知させたのでしょう。
(画面撮り画像に説明追記しています)
しかし、縁起の良いパターだと信じていた方々が描いたホールは、
そうでない方々が描いたホールより平均11パーセントも大きかったのです。
ホールが小さく感じた被験者はパットがより難しく感じるだろうし、それがプレッシャーになり結果が出にくかったのかもしれません。
縁起の良いパターだと信じてパッドを行った被験者の成績が15パ―セントも上がったのはこういうことが関係していたのでしょう。
運は私達の心が作り出すものなのでしょうか?
「物事を成功に導く上で重要なのは自信です。
あのパターを使うことで被験者は、自分が打つパッドに自信を持つことができました。
でも、それは運とは少し違うと思います。
不安やプレッシャーへのひとつの対処法であり、自分でコントロールできることだからです。」
つまり、プレッシャーへの対処法は沢山あり、使用する持ち物の自信はその一つの対処法に過ぎなかったのね。
一流のアスリートなら、たくさん対処法を身に着けているのかもしれないし、自分をコントロールする力にも長けているのだろうなと思いました。
ここまで6分ぐらい、番組は45分。
このあと様々な分野の研究者の理論が紹介されます。
遺伝子レベルでも運は存在し、
量子レベルでも運が存在するということでした。(量子=物理量の最小単位)
・・・
物理学の見地から言えば運は存在します。とかなんとか・・・
番組、最後まで見ましたが、だんだん難しい話になってσ(^_^;)
果たして、運は実在するのか、しないのか、わかったようなわからなかったような・・・( ̄_ ̄ i)
選手の運気が上がるように応援していきたいし、運が上がるような念をこれからも送り続けたいなぁと思いました。
そして、
運がよいと思うのはけっこう大事だということもわかったし、運も確かにあるかのもしれませんが、
言わずもがな、最後にチャンスをつかむのはしっかり準備をしてきた人だと思います。
大事なオリンピックシーズン、よい準備と練習ができていますように!