このメイキングを見たら原作読みたくなりますよね。
JIPRESSさんより動画お借りしています。
スポーツ報知2月4日(木)7時4分配信 羽生結弦、映画・殿様役で俳優デビュー「この経験を試合に生かす」
5月の映画公開が待ち遠しいですね。
絶対に見ます。
さて、磯田道史氏著「無私の日本人」に納めらている『穀屋十三郎』初読後の感想を少し書かせて頂きます。
まず気になったのが羽生さん演じる仙台藩主がどのように描かれているかでした。
一読しただけなので見落としがあるかもしれないが、記述は非常に少なかったですよ。
最初の方に出てくる十三郎の心の言葉
(うちの殿さまほど古めかしい・・・・・・・・)の一行と
特平治が十三郎に語ったこと=つまり宿場が苦しむのは殿さまのせいということ、
そして、終わりの方に出てくる甚内の言葉
不埒(ふらち)
殿様のことを不埒と言い切った百姓はこの男ぐらいだろう・・・・
と書かれています。
そして、最後の最後に
藩主伊達重村は名君らしい振る舞いを好み、和歌、書の達人とありました。
言い出したら聞かないお方だったそうです。
「甚内とやらの顔をみてみたい」
甚内にどうしても会うといってきかなかった殿様・・・・・
このあとのエピソードは感動物ですよ。
無私の日本人 (文春文庫)/文藝春秋

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不埒とは人のことを考えずに行動する様子。
庶民から見たら殿さまは自己中心的で傍若無人に映っていたとしてもいたしかたないことかもしれません。
うっ、感想が続かないなぁ・・・
ぶっちゃけ、日頃、時代小説を全く読まない私には話の内容が入ってこなかったです。
(あらすじと、実話に基づく、素晴らしい話だという事はもちろんわかりましたよ。)
これは、映像文化に慣れ過ぎている弊害ですね。
映像なら、登場人物の背景に映る景色や家並み、調度品から時代背景が想像できるし、
服装や言葉から、暮らしぶりがうかがえます。
俳優さんが話すセリフだと感情移入しやすいですし・・・
なによりも映像の情報なら一瞬にしていろいろ把握できます。
でも、活字だと、読み手がすべて想像しないとならないのですもの。
時代小説は私にはハードル高かったです。
自分の読解能力に限界を感じて、こちらを参考にさせて頂くことにしました。
「殿子息でござる」http://tono-gozaru.jp/
なんだか、原作よりコミカルに仕上がっていて楽しそうです。
画像お借りして少々加工しています。主演の阿部サダヲさん、穀田屋十三郎役です。
甚内と十三郎は兄弟なんだけど、弟役は妻夫木さんなんですね。
吉岡宿が仙台藩に金を貸し、利息を取るというアイデアを出した知恵者です。
十三郎と意気投合し、大願成就のために奔走します。
これは、キャストの画像を参考に想像を膨らませながら、もう一度読まねばならないと思いました。
ほら、こんな経験ありませんか?
何気なくチャンネルを変えたら、偶然時代劇やドラマをやっていて、ついつい見いってしまうこと。
ドラマはもちろん、時代劇であってもや途中からでも何となく見れますよね。
けれど、それが例えば落語だったらどうでしょう?
途中からだと、絶対無理です。
見ようとも思わないし、即チャンネルかえるでしょ?
それは、落語は話し言葉だけで表現されるので、最初から聞かないと時代背景も登場人物の人柄も想像できないから、話が分からないんです。
物語は文字だけだから、さらに想像力を膨らませないといけない。
えっ?何で、いきなり落語かって・・・?
落語は全く興味はなかったのですが、実は昨日聞く機会がありました。
おもしろかったです。
一応来賓のような感じで参加していたので挨拶を求められてアタフタした以外は楽しいひとときを過ごしました。
息子受験生で、私は精神的に少々疲弊してるところがあったのですが、いい気分転換になりました。
帰宅して、我が息子はというと・・・
先週土曜日の受験校が遠方でして慣れない飛行機での移動だったせいか、昨日は疲れていたのでしょう。
遅い昼寝の最中でした。
こんな時に、スケジュール管理するのが母親だと思うのですが・・・・。
半分仕事で留守にしていたので、申し訳ない。
無精ひげが伸びた寝顔はもうかわいくはないけど、息子の目的達成の為に幼いころから共にがんばってきたのだから、もはや戦友のよう感じがしました。
そうそう、早朝確認した時はUPされてなかったのですが、夕方見たらありましたよ。
先日受験した大学の1次合格者の発表が・・・・。
私立大学は可能な限り受験したのですが、毎回毎回この段階で落とされてます。
強い志があったとしても、受験番号がないとモチベーションが下がるんですよね。
息子をたたき起こして、ドキドキしながら、番号を探します。
息子 「あ、あった・・・・」
母 「わぁよかったね~
・・・で2次試験はいつだっけ・・・
」
息子母「明日だ~」
危ない危ない危うく試験日を忘れるところでした。
ということで、本日、2次試験に行っております。
一次試験の前回は首都圏の雪の予報で慌てて宿探しをして前泊したのですが、今回は日帰りです。
今朝、4時起きしました。
今頃は小論文が終わり、面接の最中だと思います。
私は、オフなのでたまった家事を片付けて、「無私の日本人」をもう一度読んでみたいと思います。
無私とは、
我欲・エゴなど自分のためといった感情がない状態だそうです。
無私の境地で判断する事により、そのもの自体をより確実に正確に認識できるようになるそうですよ。
『穀屋十三郎』は、まさに無私の日本人の物語なんです。
こんな素晴らしい物語が江戸時代の仙台にあったんですね。
忙しいスケジュールの中、羽生さんが出演快諾したのもわかります。
参照:http://img.cinemacafe.net/imgs/zoom/186144.jpg
私の読解力には限界があるので、2回目はこちらの画像を参考にしながら、イメージを膨らませて読みたいと思います。
初読で感銘を受けた、代官の橋本がこちらにないのは気になるところです。
原作に登場する人物が映画でどのように描かれるのか、想像するだけでもワクワクします。
原作には登場しない人物も映画では設定されているようですし・・・・
5月の公開が今からとても楽しみです。