6432人が亡くなった阪神淡路大震災から21年が経ちました。
昨日は各地で追悼行事が行われたようですが、その数は去年と比べるとの2分の1に激減したそうです。
理由は・・・・
今まで企画運営にあたってきた人々が高齢化したこと
運営が若い担い手に継承されないこと
彼らを支えるボランティアの減少だそうです。
実際に体験した方の恐怖やご苦労を慮ると言葉もありませんが、1年経てば、当たり前ですが誰しも21歳年をとりますね。
私自身は1月17日の記憶は薄れつつあります。
TVから流される衝撃的な映像にくぎ付けになったこと、関西に住む義父母に電話をしたこと、自然災害の猛威に人間は無力であると思い知り、茫然自失で出勤したことぐらいしか思い出せません。
震源から離れところに住み何も被害はありませんでしたし、若かったけど、ボランティアには行く余裕はありませんでした。
毎日毎日TVから流れる被災地の状況に涙していました。
あれから21年経ちました。
息子達は阪神淡路大震災を知りません。
伝えるべきことが語り継げなくなってきているのは事実だと思います。
阪神淡路大震災を知らない若者が増えたこと、そして、ボランティア活動をする余裕のある者が少なくなってきているのは否めません。
その原因に人口減少と人手不足、貧困がありますが、今、ここでそれを論じても、それが解消できるわけでもなく仕方がないですね。
そして、高度に情報化された社会に生きているのに、無関心な情報は全く届かない現実。
自分はどうなんだろ!!
私自身、日々の生活に追われ、自分の時間を割いてまでボランティア活動に参加できないというのが正直なところ・・・・
だからボランティア不足とかボランティアが減少しているというニュースを見聞きすると心苦しい。
全く何もしていないから・・・・
(学校の防犯ボランティアとか旗振り当番ぐらい、あっ、これは当番活動だからボランティアとは言わないのかな?)
この度のニューイヤーオンアイス。
とっても、と~っても、行きたかったけど、現実を考えると行けませんでした。
そんな中、羽生さんが2日間、演目を変えずに「ザ・ファイナル・タイム・トラベラー」を滑ったことの意味は大きい。
ご存知の通り、「タイムトラベラーズ」というゲームのエンディングテーマです。
ゲーマーの息子に聞いたら、そのゲームはよく知らないということで検索して調べてみました。
ゲームディレクターのイシイ氏のコメントはこちらで読めます
阪神淡路大震災の経験や思ってきたことを「タイムトラベラーズ」で描こうとしていた(イシイ氏)
「今日という日に万感の思いを込めて滑ります」というアナウンスで始まったという羽生さんの演技。
21年前に被災された方々だけでなく、彼の演技を見た全ての人の、琴線に触れ、深く心に刻まれたことでしょう。
昨夜のS☆1より
「自分の演技を見て皆さんが何かを思い出すきっけであったり、
また、何かを始めるきっかけであったり、
そういいものになれたらいいなというふうに思っていました」
羽生さんの演技にはいつも、何かしらのメッセージを感じますし、
その感じ取ったメッセージは、私の明日を生きる原動力になります。
そして、何かを考えるきっかけになっている。
大切なことを教えて頂きありがとうございました。
フィナーレでは4回転ループを披露したんですね。
映像で見たらとても素晴らしかった。
見れた方、羨ましいです。
「4回転ループも決められたことですし、しっかりこの日を忘れないようにして様々な思いを胸に頑張っていけたらなと思います」
進化が止まらない羽生さんの世界選手権の演技楽しみです。
先週は盛岡だったし、
ビッグスポーツ賞表彰式出席で、前日まで忙しかったですよね。
年末は紅白の審査員もお疲れ様でした。
たくさん、たくさん、楽しませて頂き、ありがとうございました。
まだ、日本でのお仕事あるのかな?
お勉強もあるから忙しいと思うけど、世界選手権に向けての練習、ケガをせぬよう、体調管理に気をつけて頑張ってください。