演技直前にあったという迷いは、演技に如実に表れていたと思います。
6時台のニュースでは短い編集でしたが、
自分をコントロール出来ず、どうしたらよいのか迷っていたことをはっきりと口にしていました。
6時台は演技直前の心境 もう、どうしたらいいかわからない
今の自分を信じられない自分がいて、で・・・
今の現状の調子があってそれが結構離れていて
でも、それをじゃあどうすればいいんだろう・・・・・
苦悩するお顔のアップに不謹慎だけどドキドキです。
カメラさん寄りすぎでしょ。
どちらの画像にしようか迷ったヤツ。
こういう表情も見れて良かったです。
7時台は着演技直前に込み上げてきた恐怖心との闘いとGPFについての思いを語りました。
無意識に気遣っていたと思います。
ほんと今回波があったなって思いました。
大会前の練習で好調な様子を見せていた羽生選手
非公式練習は見ていただいた通り、ほんとによかったですし、このままだったら行けるなと思っていたんですけど
次の日、なんか感覚が自分の感覚ではないくらいに崩れ始めて大丈夫かなと思ったら、
また次の日良くなっていって…とうのがあったんで
そこはやっぱり精神的なもろさかなと
ショーツプグラムでは5位、
ゆらぐ心の波を落ち着かせようと思えば思うほど演技に硬さがでてしまいました。
さらにフリーの直前練習中、突如中国大会での衝突が脳裏をよぎります。
6分間練習の時、あれだけは怖かったです。
あのぶつかった瞬間を思い出していたので、誰もいないのにず~っと後ろの方向ばかり気になっていて。
ちゃんと踏み切っているのにうわの空じゃないですか。
そういう感じはあったと思います。
自分の心を抑えきれないまま迎えたフリーの演技
ショートプログラムでも失敗した4回転はここでも跳べません。
(演技後)
悔しくて泣いていました。
悔しくて悔しくて仕方なくて
何をどうしたらと考えながら
ひたすら涙が出ていました
N杯は不本意な結果でしたが、なんとかグランプリファイナルの出場が決まりました。
ホントに一からやり直して、しっかり自分の壁を
爪の先でもいいからひっかけて登り切りたい
ファイナルは挑戦者です。
挑戦者という響きが好きです。
挑戦者である時の結弦さんも好きです。
昨年は、絶対王者パトリック・チャンに立ち向かう挑戦者でした。
そのモチベーションが彼を強くしオリンピックチャンピョンにしたのだと思います。
ワイドスクランブルは見てなかったけど、
「羽生君がじぶんはチャレンジャーだと気づいてくれたことに安心した」と佐野稔さんが仰っていたそうです。
↓ こちらのyahooニュースに佐野さんの記事があります。
TVでしゃべている時とのギャップがある方なんだなぁ・・・・
参照:DAILY NOBORDER12月1日8時49分「驚きの連続だったNHK杯 GPファイナルは横一線の争いに」
まさに今回は両手の爪の先がなんとかひっかかって、ファイナリストに選ばれたような感じ。
挑戦者とは、
その壁をもがきながら、がむしゃらによじ登っていくような、
でも、決して振り落とされぬように
そして最善の策を考えぬいて上へと這い上がって行くのだ。
その壁を超えた時、また新しい伝説が生まれるのだと思います。
オリンピックチャンピョンとして直後のGPFを制する初めてのスケーターをになってもらいたいと思います。
GPFまで2週間もない。あと11日。
長くはないけれど短すぎるわけではない。
時間は誰にとっても平等なのだ。
結弦さん、GPF出場決定おめでとうございます。
体と心を休めつつ、しっかり調整して臨んでほしいな。
バルセロナでは沢山の笑顔が見れますように。