もう日付けが変わってしまいましたが、先程まで月暈を見ていました。
夜空に広がったヴェールのような薄雲を透かすように見える月。
そんな優しい光を放つ月にいつの間にか、暈(かさ)がかかっていたのです。
月暈は日暈や彩雲と共に、吉兆の兆し!とか、見ると幸せになれる!!とか言われています。
でも、本当は単なる大気現象。
雲って氷の結晶の集まりですよね。
その氷の雲粒を月の光が通り抜ける時に、光の屈折が起こります。
つまり、月暈は雲粒がプリズムのように作用して月の光を屈折させることによって起きる光学現象なのです。
光の波長によって氷の結晶での屈折率が異なるので、暈も虹のように色が分かれて見えるはずなのですが、残念ながら、月暈では、見たことがありません。
日暈だったら、太陽を囲む虹のように見えるそうですよ。
でも、私、日暈は見たことがないの。
いつか見てみたいなあ。
今宵は月暈に祈りました。
すべてが良いほうに向かいますように・・・・