白夜行 サントラ 『白夜を行く』へリンク
セルフプロデユースしたというそのプログラムを、いつか必ず生で見てみたい。
皆さまのPIWのレポートを読ませて頂きながら、そう心に誓いつつ、深夜にブログを書いています。
ブロガーさんがUPしたマッチーの写真を拝見すると手袋が赤い・・・・
あれは深い血の色ですね。
「白夜行」
原作は東野圭吾、刊行は1999年でした。
とにかく、ぶ厚い本です。
大阪で起きた質屋の店主殺し。
何人もの容疑者が捜査線上に浮かびますが、決定的な証拠がないまま事件は迷宮入りになります。
被害者の息子と容疑者の娘が主人公、
原作には、2人の心理描写がほとんどなく、他の登場人物の視線や心の動きを通して2人を知っていくような書き方をしています。
そして、非常に暗い話です。
重苦しく、切なくて、冷たい・・・・
人間の心の闇をかいま見ることは出来ますが、共感するべきところは何一つありませんでした。
償わなかった罪からは、負の連鎖しか生まれません。
けれど、
二人がどのように破綻していくのか?
それとも、他人を不幸にしながら幸せを手に入れることができるのか?
その結末を知りたくて、一気に読み進めた記憶があります。
ストーリーにのめり込んでいく自分が残酷な人間になったようで怖かったです。
そして、2006年・・・・
トリノオリンピックがあった年ですから良~く覚えています。
2006年1月~3月、TBSでドラマ化されました。
2011年に映画化もされましたが、断然ドラマの方がおもしろかったですね。
ドラマは原作と少し違うのですが、非常に良かった。
なんでだろう?
原作を読んだ時、共感するべきところは、何一つないと思ったのに、第1話から、主人公二人から目が離せなくなりました。
白夜行第一話ダイジェスト
11歳の時、2人は出逢いました。
初恋でした。
そして、お互いを守るために罪を犯します。
罪に罪を重ねながら生きていく方法しか選べなかった二人は、邪魔になる人間を何人も不幸にしながら、したたかに生きていきます。
心の闇の中に無理やり押し込めた罪の記憶は、正常な思考を遮断し、重ね続けた罪は、次第に魂をむしばんでいきます。
そんな狂った二人に感情移入しながらドラマを見続けた私は、普通の人から見たら心が歪んでいるのかも知れない・・・・
ドラマを見ながら、何度もそう思ったわ。
そして、最後は、愛する人を守る為に青年は自ら死を選びます。
時効まであと1年でした。
逃げ抜いて、生き延びて、彼には幸せになって欲しかった・・・
見終わった後、これほどまでに辛く悲しい気持ちになったドラマは、今までにありませんでした。
私が二人の気持ちに寄り添いながら、心に描いて見ていたテーマは「純愛」、
誰にも理解されることのない、虚しいほどに純粋なその愛情表現には、「孤独」と闘い続けた青年の「苦悩」と「後悔の念」が伴います。
暗闇の中、唯一の心の太陽だった彼女を最後まで守り抜くために、自らが死を選ぶより他に道がないと悟った時の、彼の心の叫びを聞いてあげたかった・・・
町田選手は何度も何度も原作を読まれたそうです。
そんなマッチーの「白夜行」
いつの日か必ず・・・・、絶対に見ます。
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- TBS系ドラマ「白夜行」オリジナル・サウンドトラック/ユニバーサルJ
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Fantasy On Ice(ファンタジー・オン・アイス)2013 in Fukuoka
日程:7/6(土)~7/7(日)
公演:6日13:00~・18:00~、7日13:00~
場所:マリンメッセ福岡(福岡県)
出演:荒川静香、安藤美姫、鈴木明子、村上佳菜子、
羽生結弦、町田樹、佐々木彰生、郡山智之
ステファン・ランビエル、フィリップ・キャンデロロ、ジョニー・ウィアー、
ブライアン・ジュベール、ハビエル・フェルナンデス、ナム・グエン、
エレーナ・イリニフ&ニキータ・カツァラポフ
まっちーも、ゆづも出演しますね。
九州地方にお住まいの方、お近くの方、うらやましいです。