ぼちぼち日本での主治医を見つけておきたいと思って、先日亡くなられて話題になった<エンド オブ ライフ>に登場する渡辺西賀茂診療所発行の本を図書館で借りて読了。

 せっかく京都に住んでいるのだから京都における在宅医療のパイオニア的診療所と関係を作っていけたらと良いなと思うのですが、私の肘関節痛がだんだん治まって来て、サポーターの必要も感じなくなったので、診察を受けに行く動機がない。もちろん一般的な健康診断を受けに行くのは可能と思うけど、そのためだけには気が進まないのです。Ottoをダシに使うのも気が引けるし。将来的に何か症状が出ればぜひ行くつもり。

 

 この題名の<おせっかい>について所長さんのあとがきに、所長さん自身が感銘を受けられた文があります。

 <おせっかいとは私がやらなくてはならない仕事と、あなたがやらなくてはならない仕事の隙間に、ぽつりと置かれた用事であり用件である。これは誰の仕事でもないから、やらなくても責任を問われることがない。その用事の当事者以外、困る人もいない。しかし、その用事や用件を見つけてしまったおせっかいな人たちは、手を出さずにはいられないのである、、、、。>

 日本に戻ると人がとても親切に感じます。極端に言うとNZでは何か質問したらその答えだけが却って来る、でも日本では質問以上にほかの可能性やらも含めて答えてくれる感じです(もちろん例外はあります)。いくらその隙間がないように規則を作ってもそれから外れてにっちもさっちもいかないということがあり得ます。それが相手を思いやるこのおせっかい的なかかわりを持とうとするか、で変わってくるように思います。

 

 Ottoの母、91歳が10月の血液検査で腎臓の方は悪化してないので安心したんですが、赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリットがLowになっていて、主治医に聞くと年齢的にこんなもん、でも年のために来年Feの項目を入れて、貧血なら鉄の補給をする、でもこれで食欲をなくす人懸念があるとか。検索すると貧血には鉄分不足以外に、腎臓の関係、VB12不足があげられるそうですが、なにが原因かまで調べる気配が感じられないのです。もしVB12不足なら認知症にも影響するので、調べてほしいと思うのだけど。なんでも年齢のせいにされるのはどうもなあ。

 とりあえず食品でカバーできるのが一番良いし、本当ならヘム鉄の多い肉をもっと食べてほしいけどあまり食べてないので、毎朝ヨーグルトを食べているので、これで補給になったらと期待してゲットしました。

 

 追記<認知症の薬の開発より食事!>

 

江部ブログより

 

国立病院機構菊池病院(合志市)の木村武実院長(老年精神医学)が、
熊本日日新聞のインタビューに対して
認知症の予防や症状の改善と「栄養素や食事の取り方」について
語っておられます。

 「糖質を長年にわたって過剰に摂取したり、肉・魚類を食べずに鉄分やタンパク質が不足したりすると、
認知症の症状が起こることがあります」

 

 

木村武実院長は、
長年、米をたくさん食べ続けて、肉はほとんど摂らずに、
認知症になった80代の女性が
高タンパク食と低糖質食、鉄剤を2年間続けて、
認知症がかなり改善したというケースを紹介しておられます。