最近になって糖尿病の薬メトホルミンの筋肉に対するネガティブな情報を見るようになりました。

以前はメトホルミンは運動をしている時と同じ機序で糖を取り込む、と言われていたのが、実際はその効果はなく、最近では、肝臓の糖新生を抑えるのが主な効果と見られています。

 

 高齢者が筋トレしても筋肉が増える効果が少ないとするこの研究https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/acel.13039

について、Dr.Attiaは<メトホルミンの抗炎症および抗酸化作用は、炎症誘発性および活性酸素に対する身体の適応反応を混乱させていると思います種(ROS)促進効果とそれらが誘発する生物学的シグナル。 >と解説。抗老化薬として使用する場合には個々人の代謝状況や、体組成など考慮していくことが必要でしょうとのこと。

 

 しかし若返り薬の可能性として、<若返りの薬の実現につながるか?人間のエピジェネティック時計を巻き戻せるという研究結果ー 

免疫細胞をつくる「胸腺」と呼ばれる臓器に、まるで時間を巻き戻したかのような老化の逆転が見られた

https://wired.jp/2019/09/22/reverse-aging-with-three-drugs/

 

研究で使われたのは、ヒト成長ホルモン、DHEA、サプリメント(VD3,亜鉛)、そしてメトホルミンです。

 

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そして今斜め読みしているLifespan(寿命)にもメトホルミンは登場。逸話として、著者の父親は70歳代後半老化が目立ち出した頃メトホルミン服用(糖尿病もあって)でかなり元気に活動的になったそうです。またハーバード大学の著者の同僚にも抗老化対策の一つとしてメトホルミン服用している人が多いそう。

 

この本にまとめ的に書かれている50歳代健康な白人の著者が試みていることをまとめておく。

 

*毎朝NMN1gー<2011年、ワシントン大学教授の今井眞一郎が、マウス実験で糖尿病に劇的な治療効果を上げた、ある物質の存在を世界で初めて報告した。

それからのちに、その物質「NMN」は糖尿病に限らずさまざまな臓器や眼、さらには脳などの老化に伴う症状を改善すると判明する。しかも、不思議なことに、この物質を投与されたマウスの器官は、若いころの状態にまでほとんど修復されていたのである。

https://wired.jp/2015/02/16/next-world-11/

 

なお、著者シンクレア教授も今井教授と同時期にNMNを開発していました。彼の学生の母親は閉経したのにNMN服用で生理が復活したと本に書かれています。もちろん病気ではないことは確認済み。

 

*レスベラトロール(ホームメードのヨーグルトドリンクに入れる)1g

*メトホルミン 1g

*1日所要量のビタミンD、ビタミンK2,

*83mgアスピリン

 

続く