がん治療にケトジェニックダイエット+標準治療を研究中の現場の医師のDr.Champお勧めの記事です。
http://authoritynutrition.com/the-alkaline-diet-myth/

 アルカリ性ダイエットが健康に良いとか、がんに効くとさえ主張する人たちがいますが、果たしてそうでしょうか。科学的に検証しましょうという記事です。

 まずアルカリ性ダイエットの説明ですが、
日本語でも

 <体をアルカリ性にすれば健康はウソ!?食品の酸性・アルカリ性と体との関係>と言う記事がありました。
http://news.selfdoctor.net/2014/07/17/2771/

穀類を食べない糖質制限では酸性食品を摂り過ぎるから良くないという批判がありますが、穀類だって酸性食品です。

 摂取する食品によって、血液のpHが影響されることはありません。

■酸性食品、アルカリ性食品の区分とは

酸性・アルカリ性をあらわす「pH」は0~14まであり、7が中性。7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性です。

すっぱいものが酸性かと思いきや、レモンや梅干はアルカリ性食品。実は酸性食品・アルカリ性食品の区分は、食品そのもののpH値を計測するわけではなく、食品を燃やして残った灰を水に溶かした液のpH値です。この分類では、

・酸性食品・・・・・肉類、魚類、卵、砂糖、穀類
・アルカリ性食品・・野菜、果物、海藻、きのこ、大豆

となります。

■血液のpHは基本的にいつも同じ

基本的に、摂取する食品によって血液のpH値がどちらかに傾くことはありません。血液のpHは7.4±0.05と、弱アルカリ性に保たれており、また食品は胃で消化、腸で分解されてから血液に吸収されていくので、pHがそのままpHを変えるということはないのです。

そうして血液のpHを保つために、骨や尿は摂取する食品の影響を受けると考えられています。

例えば酸性食品を摂りすぎると、血液のpH値は変わらなくても、体内のpHは下がることがあります。そして下がったpHを中和するため、骨に含まれるアルカリ成分であるミネラルが使われます。そのため骨が弱くなることがあるほか、 食べた食品によってダイレクトに影響が出る尿は酸性に傾くこともあるため、痛風や尿結石になるリスクが高まると考えられているようです。

確かにアルカリ性食品にはカリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラルが豊富で、体の調子を整えることが期待できますが、あくまでも主食・主菜という「ベース」があってのもの。いろいろな食品をバランスよく食べるようにしましょう。

引用終了


 <主食・主菜をベースに>なんて、穀類も酸性やないか、とつっこみたくなりますが。そしてこの記事では骨に関しては酸性食品を摂り過ぎるとそれを中和するために骨のミネラルが使われて骨が弱くなるなんて書かれています。本当のところどうなの?ではChamp先生のお勧めの記事を見ましょう。


 

まず分類ですが、
天然の脂質とスターチ、砂糖は中性に分類されています。
  • Acidic: Meat, poultry, fish, dairy, eggs, grains and alcohol.
  • Neutral: Natural fats, starches and sugars.
  • Alkaline: Fruits, nuts, legumes and vegetables.
日本のでは砂糖は酸性に分類、どちらが正しいのか?私には判断できません。ちょっと検索。



ウィキhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E6%80%A7%E9%A3%9F%E5%93%81%E3%81%A8%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%AA%E6%80%A7%E9%A3%9F%E5%93%81では女子栄養大学の出版物では、砂糖名体内で乳酸を作るから酸性に分類していると書かれています。

 こちらはお砂糖メーカー主張
http://www.dmsugar.co.jp/enjoy/sd_doctor/index5.html
お砂糖は精製度によって異なりますが、一般に市販されている白砂糖はほとんど純粋の炭水化物で、燃やすとほとんど灰が残りません。わずかに残った灰を分析してみると、酸性になったりアルカリ性になったりします。さらに精製されたお砂糖(例えばグラニュ糖)では中性になります。

と微妙な位置のようです。

長くなるので続く