彼の糖尿病が発覚してちょうど2年。

発覚時のHbA1cが12.1%、半年で正常値の領域に入った。

 発覚後の一般的な検査では糖尿病の影響はないとの診断だったのに、数ヵ月後に呼び出された学生の研修でもっと細かく診て貰えて右目の視野欠損と網膜症がわかり、その場で教授にレーザー手術を受けている。

 レーザー手術後は数回眼底検査を受け、その後網膜症はでていないということで、先月の検査では次は1年後で良いといわれ安心していた処だった。


 それが昨日朝起きると目が霞がかって少し線とかツブツブが見えるという。あいにくの土曜日。大学の眼科もお休み。でも週明けまで待つのも不安なので、まず救急窓口へ行ってみた。

 そこではナースが話を聞いて、診て貰えるか判断する。

 症状を話して、聞かれたのは、目がフラッシュするかどうか?それはないというと、緊急ではないだろうけど、以前にレーザー手術をうけているので、ドクターに診てもらえることになり、ホッ。糖尿病があるとVIP扱い。

 そこで約1時間待って、救急のドクターの診察。顕微鏡で見て、少し異常があるのは間違いないということで、お休み中の眼科医に連絡を取って下さった。運よく他にも緊急で診る患者がいるので、ついでに診てもらえることに。

 2時間後に眼科で眼科医から眼底検査を受ける。

 やはり少し血液は見える。でも出血は止まっていてどこからでているかわからない。考えられるのは約2年前に受けたレーザー手術で少しまずいところがあったのか?程度。

 こちらにすればずっと新生血管はないといわれていたのにどないなっとんねん。

 結局このまま様子を見ましょう。2週間後に予約を入れます、ということで終わりました。

 そうしたら今日の日曜日のお昼に眼科医から直接電話があり、今週中にもう一度診るということで、水曜日の診察が決まった。

 やはりずっと検査していて問題なしとされていたのに、出血があったということが医者同士で誰が見落としたのかが問題なのか?今まで少なくとも3人のドクターが診ていたから。

 こちらにすれば犯人探しはそっちでやってくれ、と言いたい。

 とまれ、大事に至らなくて何よりでした。

 ここで目がフラッシュしたり、カーテンが引かれるみたいに暗くなってきたりしたらそれこそ失明の危機でした。


 ところで今日になって彼が言うには、糖尿病発覚前にもこんなことがあったとか。オイ、オイ、その時受診してればもっと早く病気がみつかったのに。

 私も糖尿病について全く無知だったけど。

 今思うと発覚の数ヶ月前に彼が徹夜した翌朝会うと目が異様に赤くて黒目のところが大きくなってるように見えたことがありました。この時はかなりの眼底出血があったのかも知れません。無知とは怖ろしいことです。