こんにちは、小野崎です。
昨日(2016.6.12)、
アジア太平洋 ディスレクシア フェスティバル&シンポジウム 2016 @横浜
(Asia Pacific Dyslexia Festival & Symposium 2016)

に参加してきましたので、ご報告を。
弊社の教育事業は、
1. 学校ICT = システム導入から、マーケティング/プロモーション.
2. 単位制・通信制高等学校の、運営/管理.
3. 特別支援向け、教材/システム開発
の3つの柱となってまして、その”3.特別支援向け、教材開発”のプロジェクトとして参加。
※社内向けの事業説明のようですみません・・・
さて、
みなさんは 「ディスレクシア」 とは何か知ってますか? 分かりますか?
すごく端折っていうと、
「知的障害はないが、読み・書きがとても困難な症状」なことを言います。
(諸説あるのですが)
通常学級にいる、1~3%の方がディスレクシアであると言われているので、
学校の1クラス40人程度と想定した場合、
1クラスに、1から2名の児童生徒がディスレクシアの可能性が強いとそうです。
著名人ですと・・・、
○トム・クルーズ
○ポール・マッカートニー
○スティーブン・スピルバーグ
○オーランド・ブルーム
○夏目漱石
・・・
他にも、たくさんの方がディスレクシアだと言われてます。
そんな、ディスレクシアの方は、実際にはこんな見え方をするそうです。

弊社では、ディスレクシアの方の支援ツールを開発しているのですが、
昨日の、アジア太平洋ディスレクシアフェスティバルでは、
・ワークショップ
・トークショー
に参加、勉強させていただきました。
◆ワーククショップでは、【ジョリーフォニックス】を体験。
フォニックス = 文字(綴)と音の関係に関する学習方法。
その中でジョリーフォニックスは、シンセティック・フォニックス教材。
これ(シンセティック)を説明すると難しくなるので割愛しますが、

⇒こんなシートとカードを使って、綴と音の関係を学んでいきます。
◆トークショー
アジア太平洋のディスレクシアの若者達
(世界で活躍している社会人から、TED Kidsでプレゼンしている児童生徒・・・)
18名による、
「僕達の理想の学校」
というテーマでのトークショーでした。
月並みな言い方になってしまいますが、
学校運営、教材/システム開発を行ってる我々にとっては、
このトークショーは、心にささる、本当に意味深く、贅沢な2時間でした。
その中で、大きな印象を与えてくれた一つがこちら。

(確か・・・)シンガポールから参加していた方が上記スライドを出し、
「それぞれの能力を、ひとつのやり方だけで測定してよいの?」
「僕は、小学校の時この絵の通りだった。とても嫌だった、苦しかった。
でも中学校の時に、そんなの関係ないよという大人(先生)に出会った。
それがあったから、今こうして(世界で活躍するアーティスト&経営者)になれた」
その通りだな と。
今回、
本当にいっぱいの体験をさせていただいて、会場を後にしました。

今日から、再度気を引き締めて、頑張っていきます!