1月15日発売のヤングジャンプの中から、特に光っていた作品をピックアップ!クロスレビューを試みます。
取り上げるのは最近評判の『嘘喰い』と、まだ一日目が終わらない外天の夏』。レビュアーはナスギマサローと尾綿仁清でお送りします。





『嘘喰い』 迫 稔雄『外天の夏』 原作/佐木飛朗斗 作画/東 直輝
ナスギマサロー人生がギャンブルなのではなく、生きる者すべてがギャンブラーなのだ!」この宣言に実に忠実な内容の作品だ。バトルの中での駆け引きに特化した漫画や、作中にギャンブル的駆け引きのある作品は別段めずらしくはない。しかし立脚点をギャンブルとした上でバトルや政治的駆け引きを取り込んでいった漫画は少ないはずだ。この手の漫画はキャラクターたちが限りある手段の中でそれぞれの知を凝らして駆け引きする部分に魅力がある。駆け引きのプロ、ギャンブラー獏には僕たちを楽しませてくれるあの手この手がまだまだ隠されていそうだ。
[7点]
相変わらずの佐木飛朗斗節が口元をゆがませる作品だ。フキダシの中に舞い踊る太字や引用符、バイクの「オンッオオンッ」「ギョバカッ」といった擬音。キャラクターたちのロール(役割分担)まで『特攻の拓』と同じ配置だ。『特攻の拓』を読んでいればもう十分という気もしないでもない。しかし暴力、音楽、バイク、というパーツの組み合わせが再び少し形を変えて楽しめるという意味では面白い。でも作画はもう少し上手い人を使ってもいいと思う。ジャンプ風の絵柄と佐木の原作は不調和ではなかろうか。作画家だけ交代というわけにはいかないものか…。
[3点]
尾綿仁清荒木とも板垣とも福本とも似ていない独特の語りで惹きつけ、ド迫力のアクションシーンで魅せる。さらに未だ成長途上で、日々の研鑽も欠かさない。参りました迫先生。逆に「売っとるんか!?」って感じです。変な殺し屋の噛ませっぷりにもシビれました。
[8点]
迫先生にひきかえなんだ貴様は!?東直輝よ!売っとるんか!?チャイルドラゴンの頃から応援してやっているのに、何故お前はそうなんだ?何故犀村百瀬の歯が互い違いに生えている!?少し頭を冷やして精進して欲しい。あと、佐木先生にいじめられてないか心配しているぞ。早くジャンプに帰って来なさい。以上です。
[4点]

総合評価
嘘喰い』平均7.5点
外天の夏』平均3.5点