連続テレビ小説 オードリー 再放送 ⑩
滝乃が美月を養女にして欲しいとやってきて、
ママ&パパ 3人で深夜の話し合い
美月が法定相続人のいない滝乃の籍に入っていたら、「椿屋」の何も
かもが美月のものになる。「椿屋」を継ごうと継ぐまいと、美月の好
きにすればよいのだから、美月を養女にしてほしい・・・随分と自分
本位で身勝手なことをいう滝乃。
そんなことなら、遺言を書けばいいだけ。あの子の母親は自分であり、
美月はあなたの玩具ではない。もうこんな生活は終わりにしてほしい
と、美月と自分たちの生活を守ろうと精一杯抵抗する愛子。
自分の気持ちもわかってほしいと、滝乃が春夫に助けを求めた時、
美月が目を覚まして、起きてくる。
「養女って何?」
美月が成人になった時、美月自身が決めればいいと美月に決めさせよ
うとするパパに、いつも問題を先送りにしていく優柔不断さを責める
ママ。
「8年も待てない、美月ちゃんを困らせるだけだから今夜はもうこれ
以上の話合いは無理ね。」ということで、引き上げて帰る滝乃。
どうしてきっぱりと断ってくれなかったのかと、パパを責めまくる
ママ。「よくそれでマッカーサーと渡り合えたわね~。幸せはお金
で買えると思っている滝乃さんに美月がそんな教育をされたら、た
まったもんじゃないわ。」「パパがいけないのよ、パパが。」
パパを責める険悪なやり取りは止まらず、美月は着替えを抱えてお
母ちゃまの部屋へ行こうとする。滝乃の部屋ではなく、君ちゃんの
部屋へ足が向く美月。
「椿屋」を出ていくように滝乃に言われた君ちゃんは、今夜が最後
と旅支度を整え、まさに「椿屋」を出ていくところだった。
「お別れや」
「人間は生まれた時から住む星が決まっている。美月ちゃんが生ま
れた星とウチが生まれた星は違う星。住む世界が違うんや」とい
う君ちゃん。「美月ちゃんは奥様や周りのみんなと仲良くして幸せ
にならなければいけない」と言い聞かせる。
納得できない美月ちゃん
「私は君ちゃんと離れたら生きていけない。幸せって何?君ちゃんの
言うことはわからない」と泣いて君ちゃんにすがりつく。別れ難く
固く抱き合う美月と君ちゃん。離れ離れになりたくない二人は、ど
うしたらいいものか。
真夜中、「椿屋」を出ていく二人の姿があった。
↑ お手洗いに行く晋八↑
晋八の父親役(佐川満男さん)
美月と君ちゃんが歩いているところを、偶然晋八が見ていた。
寝ぼけまなこではあったが、しっかりと。
その夜の滝乃とママ
夜汽車の中の二人。美月は心配している親たちのことを考えないよ
うにするため、君ちゃんに映画の話をしてくれるようせがむ。
「仙鋭」はなぜいつも一人ぼっちなのか? 中内先生に先のストーリ
ーを訊いて知っている君ちゃん以外、まだ誰も知らない続きの話を
美月が言い当てた。美月は想像力を駆使して物語を創っていくのが
大好きな女の子になっていた。
眠気が襲ってくる中、君ちゃんは
”美月ちゃんは映画を作ったらいい”
と思っていた。
翌朝美月がいないことがわかって大騒動となり、
愛子が撮影所に探しに行った。
「葉隠仙鋭」の撮影をしていた晋八が昨夜のことを話し、二人は君
ちゃんの実家のある九州へ向かったのだろうとの予想がついた。
晋八のおかげで美月たちの行方が分かった滝乃 は、「おおきに、有難う
ございました」と手をついて晋八に礼を述べた。
「ええよ。あいつには借りがあんねん。」と答える晋八。
いい子だなぁ~。
さて、 美月たちは・・・