舟木一夫コンサート２０２３ —さよならサンプラザ—
中野サンプラザホール
２０２３．４．２５（火）１５：００
（3）
PARTⅡ「ありがとうサンプラザ」
光沢のあるグレー織地のジャケットで
♪友を送る歌
サンプラザができて５０年、イベントは７月いっぱいまでとなり、その後に
何ができるのか、新しいビルの中にコンサートホールがあるのかどうかも判
りません。（２０２８年に７０００人収容のコンサートホールができる予定
となっているらしい。）
２部は、種も仕掛けもなく、一番ラストのブロックにデビュー当時の歌を重
ねていくつもりです。改めてどうぞごゆっくり、、。
♪山のかなたに
♪あいつと私
♪雨の中に消えて
♪青春の鐘
ああ 青春に未来あり～
だんだん未来がなくなっていきます。今日はカメラが入っていますが、この
１２月で７９になります。何とか７８のうちに放送してもらいたいものです。
お互いに今の歌ではありませんが、いたわりあって、慰めあって、励ましあ
って生きていきましょう。
どうしても外せない歌を中心に５曲・・・
「湖愁」は、「高校三年生」の手前にある歌で、僕を「高校三年生」まで連
れて行ってくれた歌です。１６，７の気持ちに戻れるところがあって、この
先歌っていくにしても、今その気持ちを味わっておきたいと思って新しく吹
き込みました。
♪東京は恋する
♪北国の街
♪哀愁の夜
♪高原のお嬢さん（バラードV）
♪湖愁
お馴染みの曲も様々にアレンジを変えて歌われた後、さすがのキャリアと風
格が滲み出てくるような、深い味わいの♪湖愁だった。
湖といえば、白樺を思い出します。年がら年中、テレビのセットは白樺でし
た。番組では原盤を流すので、歌い手は口パクとなります。あれは、歌い手
はみんな辛く思っていました。数ヶ月も前に吹き込んでいますから、テレビ
で歌うときには歌に対する思いが変わっているんです。それも時代というこ
とでしょうか。
スタンディング
♪銭形平次
♪田舎の教会」
作詞：上田 成幸 作曲：川崎 浩史
君と来た 田舎の教会は
傾いた十字架が むかえてた
牧師のメガネに うつって揺れてる
小さなれんげの 髪かざり
僕たち 今結婚するのです
若草の指輪を 君の手に 間のぬけた 子牛の泣き声も
針金の指輪を 僕の手に 二人の旅立ちを 祝ってる
汝と汝は いかなる時にも 今日から 僕たち 夫と妻です
いたわり信じて 暮らしておゆきと 名前を呼ぼうか おまえと呼ぼうか
古びた壁のマリアが ささやいた 聖書の言葉さえも うつろです
田舎道 ガタゴト バスに乗り
行き先も 決めてない ハネムーン
お金はないけど 時間はたっぷり
のんびり行こうよ 遥かな人生
つないだこの手と手を はなさずに
つないだこの手と手を はなさずに
↑「舟木一夫コンサート２０１０ファイナル」DVD
２０１０．１２．１２ 中野サンプラザ
「田舎の教会」「君へ心こめて」収録
久しぶりにフォーク調の「田舎の教会」でスタンディング・・・気持ちも
若返って楽しかった！
舟木さん・・・フォークは出てきたけど、、ナイフはどこへ行った、、、
今日は録画しているんだから、もっとまともな話しろよ・・・なんて自分
にツッコミ。僕が東京へ出てきたのは昭和３７年、決して明治ではありま
せん。
ここから録画への恨み節—
録画で困ることは、" おぃあいつ、３年前と同じことを言っているぞ ” と
思われてしまうこと。時々こっちの年も考えないで、こんなアップが来る
んです。 年配の歌舞伎役者さんのお話を例に出されて、
その老優の方は、アップを撮るなんて常識がないなんて、怒ってましたよ。
だから、アップ撮るなよ。
でも、ステージでの舟木さんを丸ごと知っていたいファンにとっては、や
っぱり舟木さんと近くでお目に掛かりたいんですよね。だって、舟木さん
は今も変わらず大スター、私たちのアイドルなんですもの。近すぎる画面
でしょうか？
ここで渋いオレンジ色のジャケットにお召し変え
映画の主題歌だけでは筋立てがわからないのですがと仰っていたが、百人
浜の荒波の音が聞こえてきて、舟木さんは静かに階段を上って行かれた。
♪その人は昔のテーマ
抒情歌というジャンルをそれほど多く歌っている訳ではありませんが、僕は
抒情歌の歌い手とされることが多いです。童謡も抒情歌に入りますので、こ
れは見た目から入る印象の問題ではないかと思うのですが、、、。抒情歌の
特徴として４分の３拍子の繋ぎが多いですので、あえて４分の３で繋げてみ
ます。詩によって、アレンジによって、こんなにも違ってくることを味わって
貰えれば、、。
♪初恋—
♪夕笛
♪吉野木挽唄～絶唱
島崎藤村、三木露風、西條八十と、全て純粋詩人と言われる方たちの詩です
ね。西條先生の詩を、オリジナルの持ち歌として現役で歌っているのは、私
一人になりました。エライでしょう！
ラストブロックはデビュー当時の歌を中心に、—さようならサンプラザ—と
して歌いながら、僕も楽しんでみたいと思います。
黒のジャケットにお着替え
♪みんな旅人（右手をジャケットの胸の中に入れて）
♪あゝ青春の胸の血は
♪修学旅行
♪仲間たち
♪君たちがいて僕がいた
♪高校三年生
♪学園広場
階段上でラストソング
♪君へ心こめて
作詩・曲：上田成幸
木枯らしの夜空を 肩に支えて
あてもない旅びと 俺も君も
若さゆえにすてた 花の二片（ふたひら）
愛の日々よ 熱き友よ
振りむけば流星 北へ尾をひく
今さらにいたみは 君のなみだ
望むひとに夢に めぐり逢えたか
寒さ閉ざす 明日はあるか
悲しみを悔みを 抱いて生きるな
何よりも君には それを願う
俺が心こめる 歌の一片（ひとひら）
春を告げろ 君に届け
俺が心こめる 歌の一片（ひとひら）
春を告げろ 君の空に
春を告げろ 君の空に
↑「舟木一夫芸能生活６０周年記念コンサート」DVD
２０２２．１．１９ 国際フォーラムA より
オープニング「君へ心こめて」収録
会場からの拍手が続き、女性コーラスの「高校三年生」が緩やかに
流れる中、白いロングストールをまとわせていよいよ中野サンプラザ
へのお別れのラスト曲となった。
今までにも、色々なホールが閉じられてきました。
今日は ―さよならサンプラザコンサートー に、お忙しい中お越し
頂いて、有難うございました。
アンコール
♪グッド・バイ・ソング
作詩・曲：舟木一夫
誰のために歌は流れ 誰のために消えゆく
追えばにげる 待てばはぐれる
時はいつでも気まぐれ
どんなに強く心よせても
別離（わかれ）の唄は聞こえる
誰もとめることはできない
それが出逢うということ
Good-bye Love Good-bye Song
静かに灯りがおちる
Good-bye Love Good-bye Song
小さな旅路は終わる
幕が上がり歌が弾み 悲しいことは忘れた
言葉・笑顔・涙・想い出
ひとつもうそはなかった
あなたはじっと見つめてくれた
それが何よりうれしい
幕がおりる きっと私は
新たな日々へと旅立つ
Good-bye Love Good-bye Song
明日の出逢いのために
Good-bye Love Good-bye Song
静かに灯りがおちる
Good-bye Love Good-bye Song
小さな旅路は終わる
Good-bye Love Good-bye Song
明日の出逢いのために
↑「舟木一夫コンサート２０１３ファイナル」 DVD
２０１３．１１．６ 中野サンプラザ より
アンコール「グッド．バイ．ソング」収録
こちらのCDには
「田舎の教会」「君へ心こめて」「グッド．バイ．ソング」の３曲
が収録されている。
昨年3月の６０周年記念新歌舞伎座コンサートでお聴きしたばかりだけ
ど、やっぱり楽しい、素敵なスタンディング「田舎の教会」。
舟木さんの虚飾のない言葉が優しく溢れ出て、何度お聴きしても胸を打
たれる「「君へ心こめて」&「グッド・バイ・ソング」。
長い間私たちを楽しませてくれたホールへのお別れと新しいスタートに
際して、舟木さんは自作曲を添えて、この上ない心からの ーさよなら
サンプラザ— そして「ありがとうサンプラザ」コンサートにされた。
新しいサンプラザホール（？）完成まで遥かな道のりだけれど、再び舟
木さんと私たちの楽しい至福のコンサートが開催できますように。
