雨の中に消えて | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

                   テレビドラマ  雨の中に消えて 』

 

     例年より3日ほど遅く、本日、やっと関東地方が梅雨入りした。

     曇り空で、やはり雨の一日となるようだ。

     5月の終わり、チャンネルNECO放映の連続テレビドラマ「雨

     の中に消えて」後半の録画を楽しむことにした。

                   

                     

 

         

 

         

 

             第7話 《走れ!恋のオートバイ》

                  学務課で紹介された七日町の議員選挙の応援アルバイトが

                  二人ともに決まり、あや子たちの部屋でささやかなお祝いを

                  することになった。

          

 

              すき焼きを囲みビールを飲みながら盛り上がるうちに、雨・・・

              風も強くなり、台風が近づいているようだ。 村田クンは帰れそうもなく

              なり、三人に勧められるまま泊ることになった。

 

                     

 

        

                          

                    村田クンが着た、つんつるてんの花柄浴衣

        

         

 

           アルバイトも無事に終わったのだが、栄吉のお父さんが病気になり、

           一度ふるさとに帰ることになってしまった。 羽田まで見送りに行くのは

           悲しいから、ここでのお別れにして、、、ということで、栄吉は一人羽田

           へ向っていった。

 

           第12話~第13話 《とびたて、 ヒヨッコ!》

           村田クンから、故郷から帰ってきたと突然の電話。 お父さんは亡くなっ

           たが、バス会社社長の仕事は辞表を出して上京してきたとのこと。

           これからも今まで通りに付き合っていこうと約束でき、気持ちも弾む二人。

 

        

 

 

                    

                   しかし、病弱な兄夫婦のこと、妹たちのこと。

                     故郷であや子と結婚し家業を引き継ぐことで、

                   果たして彼女を幸せにできるだろうか。

                   父親は、一人の女性さえも幸せにできない生

                   き方など、男として恥ずべきこと・・・という言葉

                   を栄吉に残して亡くなっていた。 あや子との

                   将来について悩む栄吉、、、

 

                  

 

          やがて、今は一人で故郷へ帰ることを決心した栄吉。 大家族の中で生きる

          生活に自分の幸せが見出せないあや子は、東京を後にする栄吉を見送りに

          外へ出た。

                             

         

 

                     お互いの気持ちは堅く結ばれたまま・・・

 

         

 

                   

         

                  

                         遠ざかる栄吉の後ろ姿

 

                  

                 

          あや子は、三人との同居生活も解消して、一人で暮らしていく決心をする。

 

                 

          秋田から上京してきた3羽のヒヨッコたちも、それぞれ充分に巣立ちの時を

          迎えた。  とびたて、 ヒヨッコ!!

 

                      ~  雨の中に消えて ~ (完)

 

 

 

        1966年8月15日~11月7日 までの約3ケ月間、日本テレビで13回にわたり

        放映された連続ドラマ。  舟木さんは、第8回(10/3)~第11回(10/24)の

        約1ヶ月間は、父親急病のため田舎に帰る設定で、日活映画「絶唱」撮影という

        スケジュールをこなされていた。

        

        城北大学文学部の「村田栄吉クン」から、大地主園田家の「園田順吉さん」へ、

 

     

 

                まだ髪も伸びきらないうちから、再び村田栄吉クンへ

 

 

           

 

              恋愛とは何か、結婚とは何か、、、このドラマでは、みんな真剣に

              議論し、意見を交わしながら、懸命に青春を生きていた。

 

 

 

             主題歌は、「雨の中に消えて」・・・テレビドラマヴァージョンが流れる。

             ドラマ放映と同じに1966年8月発売のレコードでは、舟木さんは

             気のせいか、歌詞を少し照れくさそうに歌われている感じがする。

 

                   ♪ 悩みがあるなら 語り明かそう

                          涙はこっそり 雨に流そう  

                             ~~~~

                               ~~~~

                      すばらしい すばらしい

                      明日が明日がある

             

                            ところが、ドラマヴァージョンでは、同じ(1番)の歌詞なのに、こちらは

             若者群像を爽やかに描いたドラマにぴったりの、軽くて小粋な、素敵な

             都会的ラブソングだ。 最後の ♪ 明日がある~ のメロディがアレン

             ジされているから、というだけでなく、明らかに21歳の舟木さんの歌唱

             が、レコードとは違っているように聴こえてくるのだが、錯覚だろうか。

 

             (2番)       

                                           ♪ 口では憎いと いっているけど

                         夢みる君との 熱いくちづけ

                         愛するよろこび 命かけて

                         愛するよろこび 抱きしめる

                         おお愛するひとあれば 

                         しあわせな  しあわせな

                         明日が 明日がある

   

                   (2番)は、 このドラマ登場のカップルの中でも、とりわけ村田栄吉&川路あや子

         コンビにぴったりの歌詞だと思える。 それに、丘先生の詩が若い!

         舟木さんと松原さんのお二人は、この詩のように、純粋に真剣に ” 愛するよろ

                    こび ” を爽やかに表現して下さっている。 傷つけあうカップルも無いわけでは

         なかったが、(中年の編集長:菅原謙二さんも含めて)みんな真剣に自分を見つ

         め、ありのままの自分を表現しうとしていた。

           

         

         ちょっぴり眩しいくらい、真正面から青春群像を描くドラマを堪能させてもらった。

         もう50数年前の作品になるということに驚き、複雑ながらも、ウイズ舟木さんと

         の楽しい、かけがえの無い時間が流れていった。