芸能生活55周年記念
舟木一夫シアターコンサート
in 大阪松竹座
2017.9.16(土) 2017.9.17(日)
12:30 16:30
(2)
今回、与一さんは吉良上野介をやってくれるのです。
堀田隼人をやりましたが、与一ちゃんの吉良が見た
いと、僕は5年前から言っていました。掛け値なしに、
与一っちゃんの上野介はいいと思う。
自分より、与一っちゃんの吉良を楽しみにしていた、
ほらね。
明治座で23,4のとき、新吾十番勝負をやりました。
(新吾十番勝負では55のとき17の役をやった。)
そのときの記念曲で ♪ 葵の剣 を。
武家ものの中で唯一ヒットした曲は ♪ 侍ニッポン
ですが、そこに出てくる新納鶴千代を歌った
♪ ああ!! 桜田門 と ♪ 右衛門七討入りを。
武家ものを、3つ楽しんで頂きましょう。
♪ 葵の 剣
作詞: 土橋 成男
作曲: 山路 進一
色もゆかしき 葵の紋に
母の面影 求めつつ
剣を勝負の 十番勝負
ああ葵新吾の 行くところ
白刃さえて 雲を呼ぶ
香り胸打つ 葵の紋に
父の呼ぶ声 ふり捨てて
剣を命の十番勝負
ああ葵新吾の 行くところ
白刃さえて 夢を斬る
♪ ああ!! 桜田門
作詞: 西沢 爽
作曲: 船村 徹
剣じゃ斬れない 天下の流れ
知っていながら おれは行く
新納鶴千代 唇かめば
赤い雪降る 桜田門
♪ 右衛門七討入り
作詞: 西沢 爽
作曲: 遠藤 実
ふりつむ雪を 血に染めて 討たれるものも 討つものも 勝利のあとの 哀しみを
四十七士の 鬨の声 ともにこの世は 夢の夢 抱いて見返る 吉良屋敷
矢頭右衛門七 散りゆく花か 赤穂浪士の 誉れにかけて 四十七士の 去りゆく影に
恋も知らない 若い身で ゆけととゞろく 陣太鼓 ふるははかなき 江戸の雪
これ、19のとき歌いました。
懐かしいですね。 19で ♪ 討たれるものも 討つものも ともにこの世は 夢の夢~
19の歌い手に歌わせるなんて、とんでもない話ですね。 あの頃は、歌い手の年齢を考
えて歌わせるなんてことはなかったですね。
♪ 夕笛 も難しい歌で、先生、ずるいですよ、同じメロディが7回も続くなんて、 と言いま
したら、 ” そこを何とかするのが歌い手だろ ” と(船村先生に)言われました。
若い頃、お芝居をさせて頂いて色んな記念曲を作って貰いました。今になってよかったな
~と思います。
改めて歌ってみると、素晴らしい言葉が並んでいます。 あと5年くらいデビューが遅れた
ら、出会えなかったです。
さて、あんまり久し振りだからといって、いい気になって歌っていると、二部が煮詰まって
きますのでそろそろラストへ。
ショーの間に、和服で歌える浪花の歌が欲しくて作って貰いました。 お手拍子を頂きな
がら ♪ 浪花の歌ごよみ を。
♪ 浪花の歌ごよみ
春の浪花を ほどよく染めて
蝶も見返る 花摘みまつり
稚児の引く手に 二ひら三ひら
名残り桜か 花ぐるま 花ぐるま
はずむ噂に 役者の華が
咲いて嬉しい 道頓堀よ
浴衣小粋に 素足も軽く
贔屓どころも賑やかに 賑やかに
秋を彩る 銀杏の並木
わたるそよ風 通天閣よ
月を肴の 夜長の酒に
艶もほのかな襟ぼくろ 襟ぼくろ
泣くも笑うも 八百八橋
ちらりかすめて 淡雪 小雪
浪花どころに 情けを乗せて
水の流れも浮き浮きと 浮き浮きと
水の流れも浮き浮きと 浮き浮きと
それでは、一部はこのくらいにして30分休憩を頂きます。 ここで一息お入れ下さい。
(3)へ続く
★ 舟木さん緊急入院の記事 ★
舟木さんが緊急入院されたことを、何人
もの舟友さんから知らせて頂いた。
(皆様、有り難うございました)
幸い、過労による急病で早期復帰が可能
ということだったが、やはりご無理が重なっ
ていたからに違いない。
あんなに素敵な時空間に導いて下さった
松竹座での2日間。
だんだんと声の調子を上げて絶好調になっていかれる舟木さんに酔わされるばかりで、それ
程までの心身のお疲れが、判らなかった。 身を削り精魂尽き果ててダウンなさった舟木さん
に、私たちは楽しませて頂くばかりであったということ、、、。
オンリーワンの舟木さんである。 どうぞ充分に静養なさって頂きたい。そして、もうあまり無理
なことはなさらないで頂きたいと願うばかり。体力を回復して、しっかりとお元気になられるよう
お祈りし、舟木さんにお目に掛かれるときを、ひたすらお待ちしていよう。