舟木一夫コンサート2017 神奈川県民ホール  | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

                          芸能生活55周年
         舟木一夫コンサート017

                  神奈川県民ホール                            

                              2017.6.19(月)   14:30 18:30    


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    ~・~・~・~・~・~・~ 【曲目】 ~・~・~・~・~・~・~・~
       オープニング                       スタンディング
      ♪ 高校三年生                            &サインボール投げ
                                      ♪  銭形平次
      ♪ あゝ 青春の胸の血は                ♪ 夏子の季節
      ♪ 修学旅行
      ♪ 仲間たち                        ♪  初恋
      ♪ 君たちがいて僕がいた                ♪ あゝ りんどうの花咲けど
      ♪ 友を送る歌                        ♪  夕笛
                                                 ♪ 絶唱 
      ♪ 水色の人
      ♪ ブルートランペット                      ♪  花咲く乙女たち
      ♪ あいつと私                       ♪ 東京は恋する
      ♪ 雨の中に消えて                      ♪ 北国の街
      ♪ くちなしのバラード                     ♪ 哀愁の夜
      ♪ たそがれの人                       ♪  高原のお嬢さん
      ♪ その人は昔のテーマ
                                      ♪ みんな旅人
 イメージ 2                 春はまた君を彩る                                     

 
                      アンコール
                    ♪  高校三年生
                    ♪ 学園広場                                           


         ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
                                                   (夜の部より)
                              清らかな青春  爽やかな青春
                      大きな夢があり
                        かぎりないよろこびがあった
                          はかない希みがあり つらい別れもあった
                            そんなときはいつも・・・・・・
                              母にも似た 優しい 目差しの
                                君たちがい そして 僕がいた

         バイオレットのレーザー光線の中から、 太い黒ストライプの赤いジャケット、
         タキシード姿の舟木さんが浮かび出る。

                                                             オープニング 
                                                             ♪ 高校三年生  

        聴きなれたイントロとともに、いきなり盛大な手拍子が起こる。 しばらくして小さくは
        なるが、やはり手拍子は続いていく。 ” 今年は 「高校三年生」を、元の空に戻して
                やりたい ” といわれる舟木さんのお気持ちよりも先に、弾む気持ちが抑えられない
                といった会場の皆さんの熱さのほうがまさっていく感じだ。 55年の時空を越えて、
        このイントロで、この曲で手拍子を打てる嬉しさ。  一瞬のうちに、宝物となっている
                それぞれの舟木ワールドの幕が開く。


                足掛け55年が経とうとしているわけですが、さっきのテープを聴くと、まぁ、可愛いというか、、
         ~ 清らかな青春  爽やかな青春 ~ ~~~   (少しおどけて) 
 
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        今日はお暑いところお出で頂きまして、有り難うございました。 大体1時間45分くらい、何だ
        かんだ、とりあえず、普段出てこられない歌を虫干ししたり、、、何はともあれ、そういう感じで
                歌い続けていきますが、ワ~ワ~いいながら、どうぞごゆっくりお寛ぎください。                           

                                                             ♪ あゝ 青春の胸の血は
                                                             ♪ 修学旅行
                                                             ♪ 仲間たち                        
                                                             ♪ 君たちがいて僕がいた               
                                                             ♪ 友を送る歌

                長くやっておりますと、曲数は増えていくんですが、僕は今の人のようにはCDは出さな
       いタイプですから、、。 出したCDが、つまんなきゃしょうがないですよね。ステージで、
       お客様の中にすっと入り込んでいく歌が出来れば、 出せばいいんじゃないかと思って
       ます。
                 実際、今年の12月で73(右手の指で3をつくり、ヒラヒラさせる)になる歌い手に、単な
       るラブソングを作っても、どっこいしょ という感じですし、そうかといって突然 、裕次郎
               さんの ” 夜霧よ~~” そんな歌が出て来てもどこに入れればいいのか、ということに
       なってきます。
                何気なく歌って、何気なくお客様の中に入っていければ、それでいいじゃないか、と。

         それでは、15も20もワンコーラスでいってもお客様が疲れるだけですから、 ここで
        7~8曲、メドレーで置いてみました。 「高校三年生」がデビュー曲ですから、もう一つ
       のデビュー曲です。

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                        ♪ 水色の人
           ♪ ブルートランペット                              ♪ あいつと私                       
           ♪ 雨の中に消えて                              ♪ くちなしのバラード                             ♪ たそがれの人                                 ♪ その人は昔のテーマ
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         ♪ その人は昔 などを、普通の流行歌と一緒
    にするのもどうかというのもありますが、 21の
    とき、「心のステレオ」 ということで出させて頂き
         ました。 本当に組曲は難しいですよ。 
         「その人は昔」「雪のものがたり」「日本の四季」
    など、またステージ用に作って頂いたもの、
         レコーディングしたもの、、若い頃、組曲をたくさんやらせて頂いて、有り難かったです。 

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    今、全編 「その人は昔」 をやるとすると、体力的に
         無理ですね。 あ、今、舟木一夫が歌っているな、と
    いろいろ確認しながら聴くことはないでしょうが、なか
    なか組曲は、全てお聴かせすることは出来ないです。
    テーマだけ、お聴き頂きました。

        


        さて、ここは暴れるところです。 歌い手と一緒に暴れて頂こうかと。自分だけ汗かい
        ているのは、悔しいものですから。

                    スタンディング&サインボール投げ
♪  銭形平次
                           ♪ 夏子の季節

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   先ほどサインボールをキャッチなさった方は、
    グッズ売り場で、夕べ私がサインしました色
      紙をお受け取り下さい。 
      何だ、色紙か、、と言われそうですが、大体
      歌い手のサインなんて読めないものです。
      最初は読めるように書いていくんですよ。
      そのうち、短い時間でたくさん書くように言わ
      れまして、ぼくも経験がありますが、、。

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   横書きに書いていって、問題は一(夫)なん
   ですね。  筆の勢いがなくならないので、
   本が三本になることがあります。
   書いてる勢いの問題ですから、 どっちでも
   いいんですが、 一本多くあったら得したと思
   って下さい。


(2016.7.13 郡山コンサートで頂いた色紙)


                 僕らの世界は流れが急ですから、仕事のデコボコは気にする必要は無いんです。
       それよりも気をつけなくちゃいけないのは、「現役感の喪失」 ということです。 それは
                どういうことかというと、何百人、何千人のお客様を前にして、一人で持ちこたえられ
                るかどうか、ということです。 1,000人お客様がいるとすると、2,000 の目の圧力が来
                る。 単純に自分が熱を出す、あるいはお客様がこちらに熱を出す、、、、「現役感」と
                いうことに、年は関係ないですね。

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        一転して、涼しい歌をお聴かせしようと思います。 抒情歌という言葉は、難しいこと
       ではなく、どこか涼しげな曲ということでいいのではないでしょうか。

        (ブルーグレーの地に黒ストライプ、色違いのジャケットにお着替え)

                           ♪  初恋
                           ♪ あゝ りんどうの花咲けど
                           ♪  夕笛

                 (映画挿入歌の♪ 吉野木挽歌が流れて)
                                     ♪ 絶唱 

        こういうタイプの歌は、あんまり繋げてもアップテンポの歌が無いものですから、2~
       3,4曲くらい続けるのが一番いいでしょうね。
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       確かに1時間40~50分のコンサートになりますと、タバコの
       好きな方はちょっと吸いたくなりますよね。
       私も、20代後半から50代後半までの約30年間、一日80本、
       歌を書いていると120~130本くらい吸っていて、灰皿は山
       盛り、自分でもそれがいやなものですから一つの部屋に7
       ~8個灰皿が置いてあったものです。 
       こういう話をすると、ヘビースモーカーの方は余計に吸いた
       くなるでしょうね。

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    青春時代は、恋も仕事も、何もかもここから出発しますよね。
    中学生の集団就職が盛んだった時代、僕も中学を出たら働
    こうと思っていました。 でも、ちょっとしたきっかけ、出会いが
    あって、55年こうしてきました。

       上田成幸少年の衝撃的な音楽との出会い

   中学一年生の成幸少年は、ある日ラジオから流れてきたハリー・ 
   ベラフォンテの「マティルダ」を聴いた。 会場の盛り上がり、観客
  ハリー・ベラフォンテ      が一体化したコーラスの興奮と感動が、電流のように成幸少年の
 (1959年カーネギーホール    背すじを熱く駆け抜けた。
 ライブ盤LPのダイジェストCD)                      (参考:「怪傑!高校三年生」P25)
                         
                                          
      初めての恋、男と女が初めて正面から向き合うわけですから、寸法が分からない。
      大抵、破裂して終わり、ということになります。 その頃の曲を並べてみました。

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           ♪  花咲く乙女たち
              ♪ 東京は恋する
                 ♪ 北国の街
                        
イメージ 13                          ♪ 哀愁の夜                           ♪  高原のお嬢さん      (黒タキシードにお着替え)


                 (七色のレーザー光線が回る)
        つくづく作品に恵まれた歌い手だと思って、歌っています。
       青年というには幼い、まだ少年という頃にデビューして、その間にいろいろなことが
       ありましたよ。 お互い様に、、。 その頃の傷は、まず打っちゃっておいて、愛しいも
               のになったり、自分の歩みの足跡になってみたりしています。 
               55年というと、私がものごころついてから自分の父親と過ごした年月は、せいぜい50
               年くらいでしょう。 確かあのひとは64,5で亡くなっていますから、親よりも付き合い
       が長くなったということです。

        それもこれも、  ”流行歌 ” があったればこそ、でしょう。
       歌い手も歌いましたが、お客様があればこそ、と思います。
       いろいろ、ありましたね。 今は、もう残り時間のことを考えたら、みんなOK。 
               残り時間は、陽気に過ごしましょう。 何と言いますか、僕はいい時間を過ごさせて頂
               いたなというのが実感です。 後は、お互いお体大切に、ということです。

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               自分の想いを乗せただけ、 
                  ♪ みんな旅人を、、。

                          ♪ みんな旅人
                         春はまた君を彩る 
                   (蝶ネクタイをはずして)  

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       今日はこんなところで失礼致します。 
   急に暑くなって来ましたので、体調には
       どうぞお気をつけて。     

       


                  ( 緞帳が下りてしまうところを、慌てて階段から駆け下りて止め、再び緞帳が上がっ
         てアンコールへ )  

                                                               アンコール
                                                       ♪  高校三年生
                                                       ♪ 学園広場    

                 どちらも、1番は舟木さんが客席にマイクを向けて会場のコーラスとなり、その後改め
       て舟木さんが3コーラス歌われることとなる。

        ♪  高校三年生 は、オープニングにも増して客席の手拍子熱く、
       ♪ 学園広場   最後の舟木さんの
               ラ~ララ~ラ ラ~ララ~ラ ララララ~ラ ララララ~
                             ララララ~ ララララ~  ラ~ララ~ララ~     
         の、何と名残り惜しいこと。

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         デビュー曲で始まりデビュー曲で締めくくる、55周年コンサート。  
        少しも変わらない舟木さんの佇まいから、イタズラを仕掛ける子どもが覗き、音楽と
        思いがけない出会いをした少年の日が覗く。 
        細やかな情感は、客席に座るひとりひとりの胸に届き、襞々にまでしみわたり、
        やがてその瑞々しさに心地よく満たされていく。 それぞれの熱く密やかなときめき。 
        舟木さんが届けて下さる夢の時空間への傾斜は、ますます募っていく。

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       お疲れを見せない舟木さんに、早や足腰の心配が出てきた団塊の世代ということが
       何とも悔しいが、梅雨空の下でも爽やかで満たされた想いの日々が、嬉しくもある。