舟 木 一 夫
シアターコンサート in 新橋演舞場
2017．１．２８（土） １２：００ １６：００
（3）
Part ２
オープニング
♪ 水色の人
作詞： 丘 灯至夫
作曲： 遠藤 実
DAILY SPORTS ２０１７．１．２８ １７：００配信写真より
心の痛む日 淋しい日 アカシア落葉を 踏みながら
思い出すんだ 水色の人 思い出すんだ 水色の人
流れる夜霧が 東京の 東京の イタリアン・カット なつかしい なつかしい
ドリーム・ネオンを 濡らすよに 姿にひょっこり 逢えそうな 
やさしくささやく あの声が 今夜も聞こえる あの声が
この曲もデビュー曲ですから、ここから５５年、今、不思議な 気持ちがしています。
「高校三年生」は不思議な歌で、あまりにも方角が違い過ぎ
るから、 新人にはあり得ないことですが、 ディレクターから
タクシーの中で１０編の詩を見せられたんですね。 最初 「水
色の人」 を選んで、残り９編の中から 「高校三年生」 を選び
ました。 Ａ面・Ｂ面は、曲が出来てから決めりゃいいじゃない
か、ということで。 でも、「高校三年生」 のインパクトが圧倒
的に強かったんでしょうね。 吹き込んでいるときには、もう
それを感じていました。
５５周年だからと言って、全然、特別に違うことをやるのかというと、そうではない。 去年
だって 「高校三年生」 は歌ったし、来年だって歌う。
そんなこんなで二部の方も進めていきますので、どうぞごゆっくり。
♪ センチメンタル・ボーイ
作詞： 河端 茂
作曲： 山家 清
夢をあげよう
夢をあげよう
ぼくの夢をみんなあげよう
きみが倖せになれるなら
ぼくには夢がなくなってもいい
えくば押さえてる きみの小指に
投げキスをして
ああ ぼくはセンチメンタル・ボーイ
歌をあげよう
歌をあげよう
ぼくの歌をみんなあげよう
きみに微笑みがもどるなら
ぼくには歌がなくなってもいい
遠く消えてゆく きみの背中に
手をふりながら
ああ ぼくはセンチメンタル・ボーイ
ああ ぼくはセンチメンタル・ボーイ
♪ 東京は恋する
作詞： 丘 灯至夫
作曲： 山路 進一
♪ 北国の街
作詞： 丘 灯至夫
作曲： 山路 進一
♪ くちなしのバラード
作詞： 万里村 ゆき子
作曲： 河村 利夫
日活映画「花の恋人たち」挿入歌
ひそやかなためいき 小さくひとつ
ひそやかな花の香に 小さくきえた
きみのその手は とてもつめたいけど
なにもいわずに ぼくにあずけて
見つめていようよ 白いくちなしの花
ひそやかなまなざし やさしくひとつ
ひそやかな花びらに やさしくゆれた
きみのその眼は 夜霧にぬれたけど
なにもいわずに そっとよりそい
見つめていようよ 白いくちなしの花
♪ 花咲く乙女たち
作詞： 西條 八十
作曲： 遠藤 実
さて、まぁ、７０代に入って２年経つわけですが、あんまり先へ行きたくないですね。
そこそこで止まってほしいですね。 お客様のほうも、しんどいでしょう。 芝居を見る、
歌を聴くというのは、エネルギーが要ることですからね。 お互いに来年は大人しくし
て、年末年始は大人しく・・・そうは上手くはいかないでしょう。 お互い様に一緒にスタ
ミナの配分を考えていかなくてはいけないところに来まして。 ご愁傷様です。
声というのは使い減りのするものですから、すっかりこっち（咽喉）もジイサンになって
きました。 若い頃のまるっこい声がいいという人もいますが、僕は、今、ブルーストー
ンなどを歌うにはこっちがいいかと。ごちゃごちゃ言わずにお客様と相談しながら進め
ていけばいいんだと思っていますが。
三つとも名曲、似たような曲を他の人が書いたら、すぐばれちゃうような曲です。
♪ 哀愁の夜
作詞： 古野 哲哉
作曲： 戸塚 三博
♪ 高原のお嬢さん
作詞： 関沢 新一
作曲： 松尾 健司
あの人に逢いたい あの人に逢いたい
たまらなく逢いたい たまらなく逢いたい
高原に風はわたり 東京の空のどこか
白樺はゆれていた あの人は住んでいる
夏が行けば 恋も終ると せめて いちど逢ってききたい
あの人はいつも 言ってた 夏の日の 恋は嘘かと
リーフ・リーフ・・・・ リーフ・リーフ・・・・
君にぼくの 恋を語ろう 東京の 秋は淋しい
♪ たそがれの人
作詞： 安部 幸子
作曲： 山路 進一
たそがれは 夕風は
あおざめた こころの挽歌
たそがれが 好きだったから
たそがれの 美しい日に
逢える気がする あの人
このうたは この曲は きえてゆく 夜霧の挽歌
ブルースが 好きだったから
くりかえし 踊ったふたり
のこる想いをのせてる
雨の夜は 逢いたくなって
風の夜は 逢いたくなって
ひとりたたずむ この街・・・・
ひとりたたずむ この街・・・・
一部からさりげなく入って下さっている、ヴァイオリンの向島ゆり子さんです。
ソロ・ヴァイオリンが入ると、だいぶ雰囲気が変わってきますね。
ところで１２月の公演、 また演舞場でお世話になることになったのですが、 だんだん
難しくなってきました。 というのは、 時代劇の主人公はみんな年が若いですから。
３５以上の役は、やったことが無い。 ” 人生５０年 ” だった頃の世界で、 ４０はもう
長老なんですね。 それなりに老ける役をやれば楽なんですが、これだけ見掛けが美
しいと（凄い拍手）、、、大きなお世話、、、舟木一夫の老け役なんて誰も見たくない。
今、自分で言って呆れた。
スタンディング＆サインボール投げ
♪ 君よ 振りむくな
作詞・曲： 上田 成幸
立ちどまるな 決して振りむくな 
走り続けろ君よ 力のかぎり
今、春を待つ 風はつめたく
たとえば 凍える日々なら
― ただ ゆらゆらと
涙に希望（のぞみ）に 身体をまかせて
ためらいも 人も 抱きしめて眠れ
立ちどまるな 決して振りむくな
走り続けろ君よ 力のかぎり
今、疑いに 心とざして
たとえば うつろな旅路（たび）なら
― ただ さらさらと
出逢いに別離（わかれ）に 流れをまかせて
夕焼けも 虹も 抱きしめて眠れ
立ちどまるな 決して振りむくな
走り続けろ君よ 力のかぎり
立ちどまるな 決して振りむくな
走り続けろ君よ 力のかぎり
力のかぎり
（4） へ続く