銀座シネパトス⑥ | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

              銀座シネパトス ⑥
 
 
         デビュー50周年記念 ともに歩んだ青春の一ぺージ
            スクリーンで観る 舟木一夫時代を彩ったヒロインたち
 
 
         10月27日(土)        「いつか来るさよなら」
                            「永訣(わかれ)」
                   13:40    光本幸子トークショー
 
 
  銀座シネパトス1 今日の名画座                                                                                
  絶賛上映中 本日は特別トークショーあり                                   イメージ 6
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      昭和44年の松竹作品2作を上映の後、いよいよ光本さんのトークショー。
   進行は「娯楽映画研究家」という肩書きの、映画評論家佐藤利明氏。
  「恋のお江戸の歌げんか」 ♪ 好き~な あなた~は  ♪の曲がかかり
  光本さんがあでやかに登場。着物姿なのにスリムで、さっきまでスクリーンで
  舟木さんの美しい憧れの人を演じていた姿そのままである。
  まるで、タイムスリップして抜け出てきたような、それでいて落ち着きのある輝き。
  何しろチャーミング。
  派手ではないのにこの輝き! これが、現役女優さんのオーラなのだろう。
 
 
  光本さんの新派以外の舞台は、舟木さんの明治座初公演が初めてということ
  だった。伊志井寛先生の有無を言わさぬ”命令”だったとか。
  それは、昭和42年4月 「維新の若人」、「春高楼の花の宴」からの共演である 
  が、舟木さん直々のご希望で実現したことなど、佐藤氏が、ヒロイン決定の舞 
  台裏を披露される。
  以後7年にわたって明治座で共演されたが、映画では昭和44年12月の松竹映
  画、 「いつか来るさよなら」が最初となる。
  8歳年上の美しい憧れの人は、父親の妻となり、舟木さんには ” 母 ”となって
  しまった。 荒れる”千田 弘”さん、、、。
 
 
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                       (銀座シネパトスに掲示してあった写真より)
 
 
   映画のエピソードもお話されたが、何しろ当時の舟木さんの忙しさから
   ロケに使える日は一日だったり、とても慌ただしい撮影だったようだ。
   又、光本さんご自身が新派の女優さんであり、どちらかというと明治座での
   舞台での共演の方が印象が深かったような感じを受けた。
 
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   舟木さんの明治座での公演は昭和
   42年から48年まで、
 
 
   光本さんは,舟木さんの明治座公演
   ではずっとヒロイン役。
 
       明治座出演5周年記念の 昭和46年
       8月には、「忠臣蔵異聞・薄桜記」で
   丹下典膳の妻、千春を演じた。
 
  
   舟木さんとの最新の共演は平成11年
   8月、新橋演舞場での
   「忠臣蔵異聞・薄桜記」のようである。
 
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        (昭和46年8月 明治座)
 
 
 これなら、十数年前のこと
 であるから、若い時にはな
 かった舟木さんの魅力を 
 語っていただけたかも知れ
 ない。
 
 愛する妻千春を離縁する 
 典膳。堀部安兵衛の刃に
 倒れる、雪のラストシーン。
 
 観客の涙を誘った典膳を 
 演じる舞台裏の舟木さんと、
 千春である光本さんとの絡
 みをそっと教えていただけ
 たら、、。
 
 いけない、いけない、役者
 は表の舞台をのみ、語る
 べきであった。
                     (平成11年8月 新橋演舞場)
 
 
   ともあれ寅さんシリーズの初代マドンナは、今でもみんなの憧れの的、マドン
   ナそのままの佇まいで目の前に立ってくださった。
   随分とご自分を磨き続けなければ、70歳を目前にしてこうは輝いてはいられ
   ないだろう。
 
   30分ほどのあまりに短いトークショータイムが終わって、花束をお贈りすると
   き、光本さんはわざわざステージから階段を降りて、受け取られた。
   今日のゲストなのだし、客席からはステージで受け取られた方がよく見えた
   かも知れないのだが、高いところではなく花束を贈ってくださる方と同じところ
   に立たれた。 いつもこうした気遣いで周りの方に接しておられるのだろうと、
       感心してしまった。 にじみ出る品のよさの秘密のように思えた。
 
 
   「いつか来たさよなら」では、”母”となった光本さんへの舟木さんの愛がすれ
       違い、悲しい結末になってしまう。 しかし、回想シーンでは、先の一日だけロ
       ケをしたピクニックなど、楽しいシーンもあり、光本さんの記憶と、佐藤氏がこ
       れに関連したエピソードなどを披露して、話を膨らませてくれた。
 
  
   トークショーのオープニングは、実際に当時のステージでデュエットもされたと
       いう舟木さん、光本さんのデュエット曲をかけ、その曲が流れる中で光本さん
       をお迎えする趣向。
   また、花束を胸に会場を出られる時に、もう一度、光本さんの粋な歌声の 
   ♪  好き~な あなた~は 深川育ち~  がタイミングよく掛かる演出。
 
 
   今回の曲 『恋のお江戸の歌げんか』には、私のつたない写真を
   Kazuyan_hmさんが動画にして下さり、YoutubeにUPされているものがある。
   直接ではないものの、思わぬプレゼントを頂いた様で、顔が自然とほころん
       でしまった。佐藤氏とKazuyan_hmさんに、心のなかでお礼を言わせて貰った。
 
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                             「恋のお江戸の歌げんか」
       昭和44年7月発売
         作詞: 西沢 爽
         作曲: 山路 進一
 
                                           A面は「ああ!! 桜田門」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
    佐藤氏は、1963年8月生まれということなので、舟木さんのデビュー後に生
    まれた方である。 お仕事柄とはいえ、お若い舟木さんの活躍をご存知ない 
    はずなのに、とてもよく ” 調査 ” をなさって、このトークショーに臨まれてい
         たことがよくわかった。
    わずか30分あまりのトークショーなのに、佐藤氏は光本さんや、舟木さん             とのお二人のからみを充分頭に入れ、盛り上げてくださった。 
    いくつものトークショーをこなしているとはいえ、さすがである。
    次は、11月2日(金)の和泉雅子さん。
 
 
    マコちゃんは、昨年、一昨年はお一人で登場されたが、今度はゲストとして
         佐藤氏がお相手される。
    マコちゃんが、佐藤氏のリードのままに ” 舟木クン ” のお話をして下さる
         だろうか? それともマコちゃんがリードしまくりの独壇場となるだろうか。
 
 
    いずれにしろ、佐藤氏はマコちゃんの時も大いに仕掛けを考えて、目一杯
    盛り上げたトークショーにして下さるに違いない。
    もし、舟木さんの曲を使っていただけるのなら 『北国の街』 をリクエストし
         ます!なんて密かに考える。
 
    さて、銀座シネパトスではお馴染みの和泉雅子さんは、どのように登場して
    くださるだろうか?
        11月2日(金)、最後のトークショーが楽しみである。
    これでお終いになるのが本当に惜しまれる。