箱根ラリック美術館 | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

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  ブローチ「シルフィード(風の精)」      箱根仙石原の広大な敷地の奥にゆったりと美術館が建っている。
                        フランスのガラス工芸作家、宝飾デザイナー 
                        ルネ・ラリック(1860~1945)の作品約1,500点を所蔵、230点を常設展示。
                        お目当てはブローチ「シルフィード(風の精)、あるいは羽のあるシレーヌ」
                  
 
    
       ラリック美術館の紹介では必ず目にする、透きとおるような羽の繊細な作品。
       電車の中刷り広告で目にする度、どんなに美しい輝きを放っているか、一度は見にいきたいものと 
       数年間思い続けていた。
       そしてその透きとおった羽は、ラリック代表作の工芸品として存在を主張し、最高の場所に展示され
       ているに違いないと思い込んでいた。
       静かな館内の展示作品を捜しながら見ていったが、、、係りの方に尋ねるまで探し当てられなかっ 
       た。
       繊細な羽は、2F展示フロアを出て通路にもなっているスペースのガラスケースの中にひっそりと
       身を潜めるようにして止まっている5cmほどのブローチだった。
 
       しかしこれは蝶の羽ではない。
       風の精シルフィードがうすぎぬを纏い、艶めかしく身をくねらせている背からでている羽である。
       華奢な身で、身体の何倍もある羽を背負う風の精は、七宝焼きの技法らしいグリーンの羽模様に
       シフォンの衣とダイヤの輝きで身を飾る。
       小さな風の精。繊細で薄い透きとおったその羽は、今にも自らおこした風に吹き飛ばされそう  
       である。
       かつては、このブローチを胸に飾った女性もいたことだろう。
       グリーンの羽模様の光沢と小粒のダイヤの強い輝きが、ひときわ人の目を奪っていたに違いない。
 
       ラリック美術館の作品は「風の精の羽」であった。
       しかし、どうしても連想してしまう舟木さんの自作曲がある。
 
 
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       「序曲だけのコンサート」
 
 
    上田成幸作詞・作曲   杉村俊博編曲
    「WHITEⅢ」収録
    「WHITEスペシャルセレクション」収録
 
 
 
   ♪  ~愛はいつも 風の中に
             遊ぶ蝶の 羽のいろ~ ♪
 
 
 
   ♪  ~愛はいつも 棘の園に
             招く薔薇の 甘い吐息~ ♪
 
  
 
       「京の恋唄」の中にも ♪~あなたは可愛い薄羽の蝶々~ と 「 蝶の羽 」 はあるのだが、
       風の精がまとう(蝶のような)羽なら、断然この曲だろう。
 
       杉村さんの編曲が凄い。
       コンサートで歌われるときのアレンジは、他の曲とのバランスがあるから、この曲だけ異質
       なほどクラシック調というわけにはいかないが(ファイナルコンサート2001DVD)、CDでは
       前奏、後奏がまるでクラシックの趣。
       ピアノが強く華やかに幕開けを告げた後、弦が華麗に一気に音の階段をかけ下りてくる。
       きらびやかに流麗に、、、そして
       その最高潮に達した煌きが一瞬にして止まった時、舟木さんの歌声が静かに聴こえてくるのだ。
 
          
                        ♪ さらば 愛よ~  還らぬひとよ~♪
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       羽ばたく蝶の羽のいろを  イメージ 5
           風の中に見ることもなく
              
                       実を結ぶことなく散っていった
                             愛の夢
 
 
             恋の第一幕は開くことなく幕を閉じ 
             序曲だけで終わってしまった愛の恋歌(うた)が 
             炎の記憶をこの胸に刻む                                           
       
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   この歌は小さな恋歌(うた)の棺               
                          あなたに届けるすべもないままに                                                                                            永遠に輝く愛は闇をさまよう                         
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歌わずにはいられない                                        
                                              序曲だけの愛の恋歌(うた)       
                                              この小さな恋歌(うた)の棺を 
                                              薔薇の  甘い吐息とともに
                                              届けたい  あなたのもとへ