宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京)の小型ロケット「カイロス」初号機の打ち上げ失敗に絡み、和歌山県串本町の発射場「スペースポート紀伊」で消火活動などにあたった町消防本部の泉紀人消防長が18日、現場の状況などを明らかにした。
この日開かれた町議会本会議の一般質問の前に議員らに報告した。
カイロスは13日午前11時1分に打ち上がったが約5秒後、飛行中断措置がとられ、高度約50~60メートルで爆発した。
泉消防長の報告によると、この日は消防車1台と職員7人が総合指令棟に待機していた。
爆発後、施設の放水設備が消火にあたり、火災が弱まり安全が確認されたことから、約40分後に消防隊員が現場に入って消火活動を行い、付近の数カ所で発生していた火災を鎮火させたという。
焼損面積は山林やロケットの残骸を含め約980平方メートルで、発射場の施設について大きな損傷はなかったという。
今回こそ失敗に終わったが、これに懲りることなく再チャレンジしてほしいものである。
失敗は成功の母である。
失敗をしっかりと検証して、再チャレンジの道を力強く進んでほしい。
偉大なチャレンジ、陰ながら応援しております。