「糖質カット」をうたう電気炊飯器の一部は表示されたカット率を満たしていないなどとする調査結果が公表されました。  


国民生活センターが「糖質カット炊飯器」6銘柄をテストしたところ、糖質カットのご飯は通常のものに比べ、1割から2割程度水分が多くなったことで糖質の割合が低下しました。  


ただ、糖質の総量に大きな差はなかったということです。


こういう報道を聞くにつけ、甘い言葉に惑わされない事が大切だと痛感させられますね。


中には血糖値の管理などに効果的と考えて、わざわざこれらの炊飯器を購入された方もいたことでしょう。


結果的に、普通の炊飯器と大差が無ければ、何のために購入してしまったのかと、悔やんでも悔やみ切れない状況に置かれるわけです。


国民生活センターによると、糖質低減をうたう炊飯器をめぐっては、「血糖値に変化がない」などといった相談がこれまでに250件寄せられているということで、実際にこれはおかしいと思った消費者はさらに多く存在することになります。


効果や効能を実際以上に誇張して宣伝すると景品表示法に違反する恐れもあるという事で、国民生活センターは、今回の実験結果について消費者庁にデータを交えて報告する考えだということです。