そもそもの話として、「アンジャッシュ」というコンビ名の由来について調べてみたら、Joy(喜)、Angry(怒)、Sad(哀)、Happy(楽)の頭文字を並べた「JASH」に否定を表す接頭辞の「UN」をつけた物で、「喜怒哀楽がない」といった意味であると書かれていた。

喜怒哀楽がない状態というのは、考え方によってはゾッとするような、いわば忘我に近い精神状態を示している様にも考えられ、まさに現在の渡部建さんの心境を表しているような気がした。

渡部建さんは47歳と言うことだが、見た目にも若くてしかも芸人の中では当然イケメンの部類に入るのだろう。

芸能界きっての美人女優である佐々木希さんと結婚し、芸能界のグルメ王と呼ばれるほどの食通としても知られており、まさに芸人の中では断然勝ち組の中にいた訳である。

それだけに、今回の文春砲は本人にとっても相当手痛いダメージを受けることになったと思う。



私は、今日になってようやく最新の文春をコンビニで見つけたので早速読んでみたのだが、その内容が余りにも生々しかったので、読後感は最悪に近く一種の嫌悪感さえおぼえた。

記事の内容が事実だとすれば、当然渡部さんは世間から多くの批判を受けるべき立場にあることは間違いない。

だだ、書き手も書き手で、これ見よがしに具体的な顛末を余す事なく書いているものだから、妙に生々しく感じられて、読み手に多くの不快感を与えている。

ほとんどノーガード状態の渡部さんを生捕りにするのが、いかに簡単だったにしても、今回の記事の中には、渡部さんと不倫女性との間で性行為が行われた場所など具体的な事が書かれているから、ビル関係者や多目的トイレの利用者に対して、非常に配慮を欠いた内容となっており、問題があるような気がした。

実際にこの記事を読んだ一部の不届者が聖地巡礼と言わんばかりに、くだんのトイレを訪れて写真を撮ったりしているのだという。まったく困った話である。

それから、最近の芸能人の不倫問題の中で特に気になるのが、共通してチープな不倫であるという事だ。

チープな不倫の元祖といえば、俳優の袴田吉彦さんが2017年に引き起こした、いわゆるアパ不倫である。
不倫相手とアパホテルで密会している事が週刊誌にすっぱ抜かれた。その後、元グラビアアイドルの奥さんとは離婚する事になった。

さらに、俳優の原田龍二さんもちょうど一年前に自家用車の中で不倫相手と関係を持った事が文春によって報じられた。原田さんは不倫の事実と認めて謝罪したが、世間からは4WD不倫などと揶揄された。

不倫そのものが悪いことは言うまでもないことだとしても、加えて不倫相手と安く短時間で簡便な形で行為に及び欲求を満たそうとする彼らの行動は、女性軽視とも言われかねない内容だけに、一度崩れたイメージはなかなか修復できないだろう。

渡部さんも多目的トイレなどで女性と密会し、その逢瀬はわずか数分足らずの時もあっとか。
当然の事ながら相手の女性も渡部さんのこうした態度に怒りを感じていたそうだ。

ともあれ、不倫に関しては相手の女性にも非があるわけであり、どうしてぞんざいな扱いを受けても渡部さんとの関係に疑問を持たなかったのだろうか。

やはり渡部さんの女性に対する接し方というものが、非常に上手だったのだろう。

手練手管という言葉は、本来男性側が美人局などの被害を受けるときに使われる言葉だけれど、渡部さんの場合は女性に対して手練手管を駆使して、佐々木希さんと結婚して以降も多くの女性と交際していたということになる。

この手の不倫というのは、ある種の贅沢病である。
富と名声、そして女性を信じ込ませる能力に長けてなければこのような芸当はできるものではない。

これほどのステータスを得るまでには多くの努力も必要だっただろうに、今回の一件によって完全に奈落の底に落ちてしまった。

奥さんや子供のこと、そして相方の児島さんや、仕事の関係者の事などを考えると、周囲の人々にも累が及んで多大な迷惑をかけてしまうことになる。
東出昌大さんの不倫の一件もそうだった。

不倫とは、人倫に悖る行為を意味している。
人の道を外れる事がいかに愚かなことか。
その代償は余りにも大きいと言わねばならないだろう。