今日は一日スッキリしない天気で、スッキリしない帯が関東一円に垂れ下がっているようで、群馬から東京にやって来ても同じような墨の濃淡で空が描かれているよう。
時刻は夕刻6時を過ぎて都心部では会社帰りのサラリーマンたちの波に飲み込まれつつ、秋葉原界隈を歩いた。
私は午後からオフだったけど、午前中はちゃんと働いて来たので、それほど気押される感じではなかったけれど、空の曇天と相俟って何だか異邦人のような心持ちになっていた。
明日も同じような天気らしいけど、気温は久しぶりに三十度を下回って漸く人間として苦痛なく生きられる気温になって来たのか。
橋の近くにある公衆喫煙所には多くのサラリーマンが束の間のタバコ休息を取っていた。
この場所以外でタバコを吸っていると千代田区の条例違反で過料が徴収されるからだ。
愛煙家の集団から漏れ出した紫煙の靄が神田川の方へフワフワと流れて行った。
汚い川だけど何故か哀愁誘う初秋の風景であった。
