歌手の西城秀樹さんが亡くなられた。
63歳という若さである。

私は西城さんのアイドル全盛期の頃について世代的にあまり知らない。

が、ハウスバーモントカレーのCMは80年代半ばまで放映していたので、何となく記憶に残っている。

それから「ちびまる子ちゃん」のエンディングの曲として大人気だった「走れ正直者」は、その印象的な歌詞と相まってその頃の時代の風景を思い出す事ができた。

ソウルフルな独特の歌唱は、まさに絶唱というに相応しい熱を帯びていて聴くものの耳に強く深い印象を与えてくれたように思う。

90年代の終わり頃に、NHK の遅い時間帯にやっていた「青春のポップス」という番組。
その番組で司会をしていた西城さんの印象が何故か強く残っている。

番組では邦楽・洋楽に問わず往年のヒットナンバーを西城さんやゲスト歌手が歌うというスタイルであった。

どんな曲でも抜群の歌唱力で感情を込めながら歌う西城さんの姿は本当にカッコ良かったし、本物のエンターテイナーとはかくあるべきという見本を見せてくれたような気がした。

その後、二度にわたる脳梗塞を発症し、重い後遺症を抱えるも持ち前の努力で大変なリハビリも乗り越えて不死鳥の様に復活されたのである。

しかし、本人が望んでいた名曲「傷だらけのローラ」を再び歌う事なく亡くなられたのである。

何でも全力投球で、歌の一つひとつに魂を込めて歌い上げたその姿は本当の意味で永遠のものとなったのである。

心よりお悔やみ申し上げます。