TOKIOの山口達也さんが、自身が起こした強制わいせつ問題の責任を取って退職願を出し、事務所側も本人の意向を受け入れる形でこれを受理し契約解除が成立したという。

先週にはTOKIOの他のメンバーがこの問題を受けて謝罪会見を開いたばかり。

会見の中で城島茂リーダーは、山口さんから退職願が出された事を明かし、退職願を受け入れるかどうかはグループ内で話し合った結果、当面は保留にしたい考えを示していた。

しかし、報道によれば、その後山口さんより強い辞意の気持ちが示されたため、グループおよびジャニーズ事務所として最終的に退職を受け入れ、契約解除となったようだ。

先日の謝罪会見の中で山口さんはTOKIO復帰を滲ませる発言をしていただけに、今回の強い辞意の気持ちにどのタイミングで変わっていったのか、そして本当に本人の強い希望で退職に至ったのか、疑問点も残っている。

一方で当該会見において、山口さんのTOKIO復帰を滲ませた発言が加害者の立場から見て甘過ぎるという認識で世論が形成されていったのも事実であり、またTOKIOメンバーの会見においても、その世論をなぞる形で各メンバーとも山口さんの発言を批判していた。

こうした世間評を受けて最早退職しかないと本人が考えたとすれば一応話として筋が通っていると言える。

しかし、本人がそれを決断した場合にどれだけ自分の将来のことを見据えてそのような結論に至ったのか、やはり心配な部分もある。

私を含めて多くの人の考えでは、山口さんは相当な謹慎期間を経て再びTOKIOメンバーとして復帰するものと考えていたので、今回の退職報告はまさに意外な結末であり、それで本当に大丈夫なのか返って世間が心配する事態になるようにも思える。

せんだっての会見における山口さんの言動や態度は、極度の疲労と緊張で一種の錯乱状態であったような気がした。
そうした状態の中で、ふと復帰について本音を漏らしたところ、追い打ちをかけるように激しいバッシングを受けてしまったのである。

他のメンバーも山口さんの近況について憔悴した状態だと語っていたが、それでもマスコミは加害者である山口さんの安否について気遣うようなコメントをする所は何処もなかったように記憶している。

むろん、今回の問題で悪いのは山口さんであると思ってはいるが、司法当局が捜査をしている段階からマスコミが断定的に山口さんの罪業をあげつらったり人格を否定するような報道をするのは行き過ぎであったと思っている。

それどころか、被害者の女性に対してさえ個人情報を詮索するような真似をしたり、逆に中傷批判するような策動をしている人たちがいるのは本当に残念なことである。

この点についてはグループの会見の中で長瀬智也さんも言及していたけれど非常に重要な事だと思うし、これが被害女性に対する第二第三の暴力に繋がると思わなくてはならない。

いずれにしても悪意あるプライバシーの侵害行為または人格を著しく傷つける傷害行為に当たるので、ネット上でこれらの誹謗中傷をしている人物を特定し、然るべき刑事罰を与えるべきである。

一方、山口さんについては今後も事務所として社会に責任を果たすために必要な支援を今後も積極的かつ継続的に行っていく旨を表明しているが、一旦退職した人を事務所がそこまで面倒見ることが出来るのか疑わしい部分もある。

山口さんがマトモな判断が出来ない状態で勢い任せに事務所を退職し、その後行き場を失って再び自暴自棄にならないか心配である。

事務所は退職を保留にする事は可能だったと思うし、まずは適切な治療の機会を与えて、改めて落ち着いた状況で今後について話し合っても良かったのではないか。

また今回の退職は、残された他のメンバーにとっても大きな衝撃であったに違いない。
30年にわたり苦楽を共にしてきた仲間であり、TOKIOメンバーの会見の中でと国分太一さんが山口さんを見捨てる事ができないと発言していた事を思い出す。

とにかく余りに性急すぎる今回の退職の事態である。
案外世間の風は冷たくて退職を好意的に受け止める人も多いのかもしれないが、SMAPの解散問題においても解せない点が多くあっただけに、今回の問題も拭い難き禍根にならなければ良いがと思うのであった。