TOKIOのメンバー山口達也氏が自宅で女子高生に猥褻な行為をしたとして書類送検された問題。

当事者間の示談は既に成立しているようだが、人気アイドルグループとして長年にわたりジャニーズ事務所の屋台骨を支えてきたTOKIO所属メンバーの不祥事なだけに波紋が広がっている。

今日午後に開かれた謝罪会見の中で山口氏は、一月中旬頃から一ヶ月のあいだ飲酒が原因とみられる肝臓疾患治療のために入院をしていたと語った。

事件当日は退院直後のタイミングであり、家の後片付けをしている中で酒を飲み始め、かなり酔ってきた状態の時にNHKの番組で共演している女子高生タレントに電話をして自宅に来るように誘ったようである。

その後女子高生タレントは友人を伴って山口宅を訪問するが、その中で山口氏は未成年である彼女たちにお酒を勧めたり、強引に唇を奪うような真似をしたとされる。

法に触れる行為をしたという本人の自覚については曖昧な発言に終始し、現在検察の捜査中であることや、山口氏が泥酔状態にあったことで記憶が残っていない事などを挙げつつ明言を避けていた印象である。

そもそも飲酒が原因で肝臓を壊し直前まで入院していたのに、退院早々に泥酔するという部分が根本的誤りだったような気がする。

それにTOKIOの復帰について未練がある事を吐露するなど、発言内容にも自分に対する甘さが滲み出ていた。

まずは被害者やご家族に対する謝罪の気持ちを貫くことが大切であるし、続いて仕事関係者やTOKIOファンに対する裏切り行為となってしまった事への反省である。

芸能人の不祥事は過去にも色々あったけれど、とくに下半身問題に対する社会の目は厳しい。

TOKIOといえば二十年以上にわたり人気グループとして第一線で活躍してきた。
メンバー自身が楽器を演奏したり、番組の企画で農業や漁業、建設作業や土木作業にも従事するなど、様々なジャンルの仕事に積極果敢にチャレンジをする努力家というイメージがあり、アイドルの活動の幅を広げた立役者たちでもあった。

とくに番組関連で関係の深かった福島県のPR活動では、原発災害による農産物の風評被害を払拭するために、県内農産物の安全性を積極的にPRしていた。
また、2020年開催の東京五輪パラリンピックのアンバサダーを担当するなど、公共性の高いビッグプロジェクトの宣伝マンとしての活躍にも期待されていた。

こうした仕事は彼らの直向きな芸能活動によって社会から深い信頼が寄せられていた結果であり、それだけに今回の不祥事は残念でならない。

ところで、今回の報道を通じて各メディアが山口氏の事を「山口メンバー」と称していたのが印象に残った。

あまり聞きなれない呼称であるが、長年芸能界の第一線で活躍してきた山口氏を突き放すような響きが感じられた。

かつて島田紳助が女性マネージャーに暴行を働いた時には「島田紳助所属タレント」という呼称で報道していて強い違和感を感じたのを少し思い出した。

ともあれ、山口氏はアルコール依存症の傾向が見られるので、しっかりした専門医療機関に入院してアルコールと完全に決別する事が第一条件であるとおもう。