iPS細胞をめぐる報道が連日なされている。
先週、山中伸弥教授の偉大な功績が認められてノーベル生理・医学賞受賞の報道が列島を駆け巡った時は歓喜に沸いたが、その後付随して起きた森口氏に関するスキャンダラスな報道によって祝賀ムードの熱気が一気にクールダウンしてしまったような気がする。
森口氏による「臨床実験成功譚」は冷静に考えてみれば欠陥だらけの愚にもつかない話だったような気がする。
にもかかわらず、讀賣をはじめ、共同通信や東京新聞等は最低限の真偽確認すら怠って堂々と一面に載せてしまった。
ハーバード大学、マサチューセッツ総合病院等、絵に描いたような大法螺を吹いた森口氏。
山中教授は至って冷静で、現段階で臨床実験が成功することは有り得ないと述べておられた。
こうした動向を確認する事ぐらい新聞記者として当たり前の筈なのに結局それすら怠った。
公称発行部数1000万部が聞いて呆れる。
森口氏は結局看護師であって医師ではないらしい。
おそらく手術の話は嘘だろうが、仮に医師でない者が執刀していたとすればれっきとした犯罪行為である。
東大やハーバード大学と全く関係がない訳ではないようだが、家賃6万の慎ましい生活をしていた研究員が何故、小学生でも言わないようなあからさまな嘘をついたのか。
いまだに謎が残る。
