学生時代の頃、京都にある「金閣寺」と「銀閣寺」の比較の中で、何故「銀閣寺」には「銀箔」が貼られていないのかという疑問がしばしば議論されたことがあった。


そしてその疑問に対するもっともらしい答えとして、室町幕府8代将軍足利義政の時代になると、財政難に陥っていたので資金不足で銀箔を貼ることができなかったという話が必ず引き出されたものである。


しかし、これがガセであることは、大人になれば当然にわかる話である。すなわち、鹿苑寺「金閣」は仏舎利を納めるために金箔を貼って絢爛豪華に仕立て上げた建物である。一方、慈照寺「銀閣」は別荘として設えた建物であり、銀箔でギラギラ輝く建物の中でくつろぐ事なんて、将軍義政とて出来なかったに違いない。つまり、銀箔をあの建物に貼る事なんて当初から考えもしない事だったのである。


銀箔とは銀を薄く延ばしたものであり、金箔同様に古来より装飾品などに用いられてきた。


その他にも丸薬のコーティング材として用いられることもある。「仁丹」や「宇津救命丸」、「樋屋奇応丸」などの丸薬がパチンコ玉のように銀色に輝いているのはその為である。


銀をコーティングすることにより、抗菌効果を与えたり、水分の侵入を防ぐ役割があるのである。


最近では、銀の抗菌作用を応用した製品も多く作られている。「AG」を強調したデオドラントスプレーなどが有名だが、その商品のCMで、女性の腋の下をクンクンと執拗に嗅いでいる外人の老女の存在感はやはり「いぶし銀」といったところだろうか。




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