物語には様々なジャンルがあるが、その中に「奇妙な味」というジャンルがある。
ミステリー小説の一部に入ると思うが、作品全般をとおして奇妙で特異な印象を与えつつ、最後の最後で急展開に至り、文字通り「奇妙な後味」を読者に与えて完結する。
作家の江戸川乱歩が名付けたこのジャンル。
海外ではイギリスの作家で短編小説の名手と言われるサキや、日本では阿刀田高がこのジャンルを代表する作家である。
私がお薦めするのはアイルランドの作家、ダイセイニ卿の作品である「二壜のソース」だ。
この作品の語り手は、「ナムヌモ・ソース」という商標のソースを売るセールスマンのスミザーズという男。
スミザーズは同じく部屋を探していたリンリイという若い男とルームシェアすることになった。
リンリイはオックスフォード大学を卒業したばかりの若い青年で、鋭敏な直感力と論理的思考を持ち、趣味的な感覚で難事件の謎解きをしていた。
この作品では、リンリイがホームズ役で、スミザーズがワトソン役という役回りで話が進んでいく。
しかし、リンリイは所謂「安楽椅子探偵」であり、ホームズのように現場に直接は行かず、人から聞いた話を土台にして、頭の中で謎を解いていくタイプの探偵である。
ストーリーは、この二人の出会いから始まり、やがて同居し、食事を共にする中で、スミザーズが最近の話題として世間を騒がしている「アザーソープ事件」について、リンリイに意見を求めたことから、 この事件に関わることとなる。
この事件の概要はこうだ。アザーソープ近郊に住むスティーガアという男は、若い女性と交際し、やがてバンガローで同棲するようになる。
そうこうするうちに、交際相手の女性が行方不明となる。
警察は、スティーガアが女性を殺害したものと考え、スティーガアが住むバンガロー周辺を張り込み、スティーガアが女性の死体を運び出すタイミングを狙って逮捕しようと計画する。
しかし、スティーガアはいっこうに死体を運び出す気配はないし、敷地から出た形跡もない。
敷地の木をすべて切り倒す等の奇行はあるものの、これではスティーガアを逮捕する事もできず、警察もお手上げ状態。
そんな中、リンリイがある重大な証拠に気づいた事で、事態は急展開して真実が判明する。
おぞましい結末に思わず驚嘆したが、全体的に素晴らしい内容であり、一読する価値は十分にあると思う。
ミステリー小説の一部に入ると思うが、作品全般をとおして奇妙で特異な印象を与えつつ、最後の最後で急展開に至り、文字通り「奇妙な後味」を読者に与えて完結する。
作家の江戸川乱歩が名付けたこのジャンル。
海外ではイギリスの作家で短編小説の名手と言われるサキや、日本では阿刀田高がこのジャンルを代表する作家である。
私がお薦めするのはアイルランドの作家、ダイセイニ卿の作品である「二壜のソース」だ。
この作品の語り手は、「ナムヌモ・ソース」という商標のソースを売るセールスマンのスミザーズという男。
スミザーズは同じく部屋を探していたリンリイという若い男とルームシェアすることになった。
リンリイはオックスフォード大学を卒業したばかりの若い青年で、鋭敏な直感力と論理的思考を持ち、趣味的な感覚で難事件の謎解きをしていた。
この作品では、リンリイがホームズ役で、スミザーズがワトソン役という役回りで話が進んでいく。
しかし、リンリイは所謂「安楽椅子探偵」であり、ホームズのように現場に直接は行かず、人から聞いた話を土台にして、頭の中で謎を解いていくタイプの探偵である。
ストーリーは、この二人の出会いから始まり、やがて同居し、食事を共にする中で、スミザーズが最近の話題として世間を騒がしている「アザーソープ事件」について、リンリイに意見を求めたことから、 この事件に関わることとなる。
この事件の概要はこうだ。アザーソープ近郊に住むスティーガアという男は、若い女性と交際し、やがてバンガローで同棲するようになる。
そうこうするうちに、交際相手の女性が行方不明となる。
警察は、スティーガアが女性を殺害したものと考え、スティーガアが住むバンガロー周辺を張り込み、スティーガアが女性の死体を運び出すタイミングを狙って逮捕しようと計画する。
しかし、スティーガアはいっこうに死体を運び出す気配はないし、敷地から出た形跡もない。
敷地の木をすべて切り倒す等の奇行はあるものの、これではスティーガアを逮捕する事もできず、警察もお手上げ状態。
そんな中、リンリイがある重大な証拠に気づいた事で、事態は急展開して真実が判明する。
おぞましい結末に思わず驚嘆したが、全体的に素晴らしい内容であり、一読する価値は十分にあると思う。