イギリスのオカルト文化に貢献した人物の一人として、「シャーロック・ホームズ」シリーズの作者であるコナン・ドイルがいる。

彼は医師でありながら、作家として偉大な功績を残した人物であり、晩年は心霊研究にかなり力を入れていた。

彼の処女作である「ササッサ谷の怪」は一つ目の幽霊の正体を暴くという内容であり、この頃からオカルトに関心があったようだ。

その後、シャーロック・ホームズシリーズで一躍有名になるが、60作にも及ぶ作品の中には「バスカビル家の犬」や「サセックスの吸血鬼」など、オカルト色を取り入れた作品も存在する。

また、ミステリー作家を代表する立場から、当時イギリスで実際に起きた「切り裂きジャック事件」や「メアリー・セレスト号事件」、「コティングリー妖精事件」などの未解決の事件について、仮説を発表したり、モティーフにした作品を発表するなどミステリーの第一人者としての立場を内外に示した。


これら、コナン・ドイルの功績は、後世に多大なる影響を与えた。

ジョン・ディクソン・カーや、アガサ・クリスティー、エラリー・クイーンをはじめ、日本でも江戸川乱歩や横溝正史など、古今東西のミステリーの担い手たちに広く影響を及ぼしたと言える。