高槻支部主催 高槻市後援
令和6年2月10日(日)開催セミナーは
クロスパル高槻 13:30~
Ø 設計監理方式
実際に工事を行う施工業者とは別に
建築士又は建築士を有する建築事務所・管理会社等を
選定
① 合意形成までの段階では、調査診断・改修設計
施工業者の選定・資産設計等に係る専門的、
技術的、実務的な業務を委託。
② 工事実施段階では[工事監理業務]を委託する方式
設計監理方式のメリット
① 設計・改修設計と施工が分離しているので
必要とされる工事を客観的に見極めた上
工事内容を定めることができる。
② 競争入札等の競争原理を導入して、施工業者を
選定することができコストの抑制が出来ることが
多い。
③ 実施設計と並行して積算により設計予算書を作成
するので、管理組合が事前に適正な工事費を
把握できる。
④ 管理組合の立場にたった工事監理を行うことに
より、設計の仕様通りに施工されているかの
チェック等により工事の品質が確保できる。
⑤ 「お任せ型」ではなく「参加型」であるため
マンション管理組合の工事に対する意識が
高まる。
工事内容・工事費用の透明性の確保、責任所在の
明確さなどの点で、建築・技術知識の少ない
管理組合が工事を行う場合には望ましい方式だと
言えます。
設計監理方式デメリット
① 工事費以外に、設計監理業務費用として
コンサルタント費用が発生します。
② 建築設計事務所との共同作業となるので
労力がかかる。
③ 本来公正中立な第三者として機能しなければ
ならないはずのコンサルタントが、談合を
主導したり、特定の業者に便宜を図り
バックマージンを受け取っているケース等
残念な結果も見受けられる。