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大規模修繕実施の流れ 劣化診断について
劣化診断には、建物の劣化診断と給水設備などの
設備の劣化診断があります。
給水設備は、長計では30年~40年目になっていますので
ここでは、建物の劣化診断について説明します。
建物劣化診断は、長期修繕計画の見直し、
大規模修繕のための改修設計に欠かせません。
建物の劣化診断の目的は、
今後、マンションをどのように維持保全すればよいかを
判断することにあります。
劣化診断部位は、共用部分の構造躯体、
外装仕上げ部材、防水部材、窓などの開口部材などです。
劣化診断では、各部位の機能や美観を保つ上で
現状がどうなのか、どの時期に修繕を行えばよいのか
劣化原因が経年によるものなのか
「瑕疵」なのかを推定します。
したがって、マンションの経年や部材の耐用年数によって
劣化診断で行う部位や項目、レベルや費用が異なる。
1.簡易診断
目視、打診、触診による表面的な調査
2.一次診断
築10年前後の場合:目視、打診、触診による表面的な調査
のほか、コンクリートの中性化試験、シーリングの硬度
クラックスケール、物差スケール、コンクリート
反発硬度計などの計測機器による観察調査
3.二次診断
築15~30年目の場合:一次診断調査のほか、内視鏡や
サンプリング試料採り出しにより、劣化度を詳細に調査
4.三次診断
足場、赤外線探査機器、X線探査機器、ポアスコープなど
のような特殊な計測装置を使う詳細調査