【アトラス麻布台】Vol.2



以前、ブログをあげさせていただいた「アトラス麻布台」について情報を更新させていただきます!

規模感は小さいものの、建設地は再開発に囲まれた場所であり、生活の利便性は時間が経つにつれ向上しやすい住環境となります。

是非、Vol1から読んでいただければと思います。




<<<価格>>>>


価格:最も気になる価格について共有させていただきます。予想は坪900〜1000万円ほどでしたが、結果は平均坪単価は1069万円でした。

坪単価の振り分けとして高くなっている向きは東・東京タワービューになります。今期販売される東向きのお部屋は全戸、坪単価1200万円以上になります。

六本木ヒルズ側の西向きは坪1000万円を下回るお部屋が数戸あります。

2階から10階までの一部住戸が事業者協力住戸で建替事業のため、元々お住まいの方がそのまま住まわれます。


それでは、一部住戸をご紹介します!


1.D2type 82.45㎡ 2LDK 対象階数17階〜15階

北・東向き


>>>35,000万円台 坪単価約1405万円 17階


>>>32,000万円台 坪単価約1285万円 15階


(アトラス麻布台HPより引用)



2.Ctype 88.67㎡ 2LDK 対象階数16階〜8階

西・南向き


>>>28,000万円台 坪単価約1044万円 16階


>>>26,000万円台 坪単価約970万円 14階


>>>25,000万円台 坪単価約932万円 10階

(アトラス麻布台HPより引用)



<<<立地>>>


立地:Vol.1でも書かせていただきましたが、港区麻布台というエリアは地歴があり、都内屈指の閑静な邸宅地となります。(周辺には日本を代表する企業の方の邸宅があります)

建設地自体は近隣商業施設になるため高さのある建物が建築可能ですが、東側は第一種低層地域になるため大きな建物が建つ可能性は低いです。


麻布台エリアに新築マンションが販売されることは珍しく、港区で予定されている大規模再開発の恩恵をど真ん中で享受できることは紛れもない事実です。

六本木5丁目西地区再開発事業では第二の六本木ヒルズと呼ばれており、緑をテーマとしているため徒歩圏内に大きな商業施設だけでなく緑を感じることが可能となりそうです。


首都高速道路:すぐ真横に首都高が走っており、騒音問題は懸念されます。特に西向きのお部屋は首都高速道路向きになるため気になる方には難しい物件となります。(西向きのお部屋の窓には防音窓のT4が設置されます)


ハザードマップ:武蔵野台地の飯倉台地に位置しているため色は全く付きません。赤い丸をした地点が建設地です。三田小山西再開発事業は古川の影響でしっかり色が付いてくる場所とはなります。(その分、大規模開発タワーマンションであり

魅力的な側面も多々ありそうですが…)


(港区ハザードマップHPより引用)



<<<間取り>>>


間取り:全体的には梁が出ないような造りのため、デッドスペースが少ない印象です。

リビングや洋室に逆梁カウンターが900mmほどありますが、その上は1700mmの窓が設けられており、日当たりや開放感は一定以上の満足感を得られると思います。総戸数34戸と規模感が小さく、細身のマンションであるが故に全室、窓に面しております。

部屋数としては3LDKはなく、基本設計は2LDKのみとなります。

キッチンの位置等はメニュープランで変更可能だそうです。


<内装・設備>

内装:前提として、旭化成不動産の販売手法はマンション毎にモデルルームは作らず、仕様が統一された共通のモデルルームのみとなるため暮らしを想定・想像するのが難しいです。


カラーセレクトは2色展開のみになります。

麻布台という土地柄、グレードにはこだわっていると営業の方は仰っておりました。以前、アトラス白金台を見に行きましたが比較すると確かに仕様に大きな差を感じました。

(完全に主観ですがパークコートシリーズと同等か少し届かないぐらいのグレード感です)


標準の仕様としては以下の通りになります。

・キッチン・洗面・トイレ/シーザーストーン

・キッチン・廊下・トイレ・玄関/タイル張り

(1枚/600mm×600mm)

・お風呂/御影石・タイル張り

・コンロ/デリシアシリーズ

・キッチン/ジーマティック

・食洗機/ミーレ

・ディスポーザーあり

・ローシルエットトイレ

・各居室全て天井カセットエアコン

→全居室、天カセには少し驚きました。ワールドタワーレジデンスなど坪単価1000万円を超える物件でもリビング以外は壁掛けエアコンでしたので頑張ってくれている印象です。

・ミストサウナあり

・Fix窓部分は基本1700mmなど


天井高:基本2600mmになります。ただどうしても梁が出てしまう部分があるため廊下などは2300mmほどになります。


<設備>

エレベーター:基本的には1基のみで26人のりとなります。(自転車用で13人乗り他に1基あります)


玄関電子錠:近年では主流となっている持っていれば玄関などが開けられる、ハンズフリーの玄関電子錠システムが採用されております。


ゴミ置き場:各階にあります。

→全世帯で34世帯のため1階のみに設けられると思っておりましたが、これに関しても良い意味で裏切られました。


エントランス:大きなエントランスではありませんが、白を基調とした大理石仕様でHBA監修のため高級感のある作りになると思います(HBAはリッツカールトン大阪やフォーシーズンズホテルを手掛けている会社です)


駐車場:全16台機械式ですが8台は事業協力住戸に配分されるため実質8台を抽選でという形になります。


駐輪場:34台


<周辺環境>

学区:麻布小学校 徒歩約5分

六本木中学校 徒歩約12分


スーパー:ダイエー麻布十番店 徒歩約9分

(麻布台ヒルズが開場した場合、さらに近い位置にスーパー等ができる可能性はあり)


 <<<総評>>>


坪単価900万円以下のお部屋もあるため相場的にお安く、非常に悩ましい、というのが率直な感想です。想定していた以上に内装・設備仕様に力を入れており、麻布台ヒルズ・六本木5丁目西地区・三田小山西地区の再開発のど真ん中という点も魅力的です。地盤も良く、浸水や液状化の心配はありません。(麻布十番から見ると坂の上ですが…)

しかし、今後販売される三田小山西の新築タワーマンションであれば共用部など含め、大規模開発がゆえの魅力は必ずあります。(浸水や液状化は若干気になりますが…)

従って結論としては小規模マンションであっても港区の変化・変貌を最前線で感じながら、地盤の良い地で暮らしていきたい方はアトラス麻布台でゴールしても良いのかな、と思います!


一方で、一定のリスクがあり、麻布台ヒルズから少し遠くなるものの、大規模再開発新築タワーマンションで駅近に住まわれたい方は今回は見送り、来年まで待つのが良いのではないでしょうか。