「こころ」に書き写す言葉/安岡正篤 24147 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

「こころ」に書き写す言葉/安岡正篤 24147

 

★★★★★

5年ぶり2回目。

安岡正篤先生の名言、至言が

ぎゅっと絞られて一冊の本になっている。

 

 思考の三原則
 第一原則 目先にとらわれず、できるだけ長い目で見る
 第二原則 一面だけ見ないで、なるべく多面的、
        出来れば全面的に観察する
 第三原則 枝葉末節に走らないで根本的を見る

 

安岡正篤一日一言/安岡正篤

に登場する思考の三原則が更にシンプルになっている。

 

グロービスの講義などでも度々ご紹介している

安岡正篤先生の思考の三原則だが

これを改めて読み返して

「目的意識」に直接触れていないことに氣付く。

「何のために思考するのか」は第三に含まれてるのだろうか。。

 

などと考えながら読んでいたら、最後がこれだった。

 

 何のために学ぶ
 ――――つねに心すべきこと

 我々は、何のために学ぶのか。

 何のためでもない。学ばなければならないから学ぶのだ。

 学ばずにはいられないから学ぶのだ。

 学問の第一義は、道心の長養でなければならぬ、

 道徳の発揮でなければならぬ。

 

全く安岡正篤先生の仰る通りだ。

 

安岡正篤「こころ」に書き写す言葉/安岡正篤 19339