致知 2024年3月号 丹田常充実 24051 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

致知 2024年3月号 丹田常充実 24051

致知 2024年3月号 丹田常充実

★★★★★

「丹田常充実」とは、また難しいテーマだねぇ。。

 

丹田という言葉を最初に知ったのは、

高校生の頃に学んだ躰道だった。

でも言葉だけ、だった。

次は大学生からの合氣道での稽古。

でも富木合氣道ではほとんど丹田は登場せず。

 

強く意識したのは中村天風先生と藤平光一先生の本によるもの。

中村天風先生の本では

「丹田とはウンウンと力を入れるところ」という理解。

藤平光一先生の本で

「丹田とは意識して心を鎮めるところ」

とかなり理解が進んだが、「使える」ものではなかった。

 

武道などに「丹田、少し使えているかな?」と思えるようになったのは

荒谷卓先生の武道指導によるところが大きい。

荒谷流武道では真剣を振る。

重い刀を振る為には腕力ではなく、

丹田から振らねばならぬ。

丹田を使えないとしっかり振れないので

丹田が充実しているかどうか、がはっきり分かる。

 

と、前書きが長くなったが、

このテーマにこの方?確かに凄い方なのだろうけど。。

なぜ武道家が出てこない??と少々不満に感じながら読み進めたら

かなり後の方で出てきましたね。

 

人生、仕事の根本は「氣」にあり 

廣岡達朗(野球評論家)

藤平信一(心身統一合氣道会会長)

 

藤平光一先生の本にも度々登場する廣岡達朗さんと

心身統一合氣道の後継者、藤平信一さんの対談。

ここでこの難題なテーマをしっかり掬い取って頂いた感があった。